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[nikomat:08102] Re: Mamiya 6 discontinued ?
ひうら@きょうだいです。
> >周辺は悪くないはず。ファインダー像で言うと、あの丸に乗っかる
> >辺りが(サジタル コマが出て)荒れる。絞れば改善される。
>
> あの丸から外側は全部ダメよ。50cmぐらいに寄って定規の1
> mm目盛りを見て下さい。中心ではしっかり見えるのに、丸
> から外では見えなくなる。AiS28/2なら隅でも見える。
これは、像面湾曲ではないですか?
それなら、立体物、たとえば花などなら問題ないはずです。
平面複写には向かないですが・・・
普通レトロフォーカスの広角レンズでは、無限遠の像面を平坦
にすると、近接時の像面は必ず湾曲します。というのは、広角
のレトロフォーカスでは、周辺光量を確保するために、全面の
凹レンズ群によって、瞳効率をあげていますよね。この瞳効率
を上げるという効果によって、周辺部の焦点距離が長くなるよ
うな効果が生まれて、無限遠では平坦な像面が、繰り出しにし
たがって湾曲するようなことになるのだと思われます。
(瞳のチルト)。
で 28/3.5 は近距離補正ないですからね。
でも逆に、近距離補正により、像面を平坦にすると、今度は逆に
ぼけの大きさが画面内でまちまちになります。たとえば、1m に
ピントを合わせて、無限遠の点光源をぼかしていれると、周辺部
のデフォーカス径は大きくなるのでは。
#けっきょくレトロフォーカスで自然なボケは望めない?
僕が思うのは、よしださんがおっしゃったように、たとえば
アスファルト路面や砂利道などの細かいテクスチャの上で、
水平方向に無限遠を撮影したとき、写りこむ路面がきれいに
描写されるか、などですね。コマ収差や非点格差が大きいと、
放射状や同心円上の流れが発生してしまいますからね。
風景撮影などではとっても重要な要素ではないでしょうか??