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[nikomat:10394] Re: Faculty Development
高田です
<199711050145.KAA10421@anzu.dse.ibaraki.ac.jp>の記事において
inui@anzu.dse.ibaraki.ac.jpさんは書きました。
>> 茨城大学の乾です.
>>
>> ニコンには無関係です.無視してください.でも大学関係者には共感していただ
>> けるかも.ある大学教官のうめきです(笑).
コメントどうもありがとうございました。乾さんも苦労されていますね。
>> > Wilkinosn教授夫妻は京都大学に3週間程おいでになっています。京都大学では
>> > Faculty Developmentについて、高騰教育教授システム開発センターを設置して
>> > 取り組みを始めています。京都大学のように伝統のある大学(学部の自治とい
>> > うようなものが強い)では、学部を越えたこのような取り組みはなかなか大変
>> > であるようです。
>>
>> 学部の自治というとかっこいいけど,実は「わがまま」と同義.
学部の自治に泣かされる部門としては、図書館なんかもありますね。
そういうのが無い筑波大学は気楽かなあ。
>> > $Faculty Developmentというのは主に教育方法の改善という内容かと思います。
>>
>> 昨年度まで「茨城大学大学教育研究開発センター」という,まさにFaculty
>> Development Centerの併任教官でした.
>>
>> Faculty Developmentというと聞こえはいいですが,実質的には教養教育の負担
>> をいかに押しつけあうかというのが,茨城大学のセンターの本務でしたね.
それは大変でしたね。
>> #筑波大学は知りませんけど.
筑波は開学の時から教養部が無かったので、大学設置基準の大網化の時も教養部の
解体というような難しい問題に直面することがなく助かりました(苦労は多々あり
ましたが)。教養教育をどう実施するかは、開学以来の方法があるので、基本的に
はそれが継続されてきています(考えようによっては、20年以上前から教養教育
の負担の押しつけあいをする機構ができている?)。
筑波でのFaculty Developmentは、だいたい本来の教育方法の改善という内容に近い
かと思います。
>> 日本中の多くの大学で,皆さんが大学入学早々に学ばれた教養課程を担当する
>> 教養部というのを解体していることはご存知のとおりです.でも解体しても「教
>> 養課程」を担当する先生は必要ですから,その負担を再度全教官で割り振る必要
>> が生じます.
>>
>> 多くの教官は「負担増は嫌い」ですから,皆さん抵抗する.それをいかにして説
>> 得し,なだめすかし,ときには脅し分担させるか,というのが私のいたセンターの
>> 役割でした.
>>
>> 私は昨年1年間,会議に追いまくられ,様々なレポートやニューズレターを書き,
>> 教育改革のためのシンポジウムを主催し,シラバスなるものを編集校正し,セン
>> ター年報なるものを分担し,ようやく今年5月に解放されたのでした.
どうやったら開放されるのでしょう。その方法が知りたい(開放されていない私)。
>> #シンポジウムには京都大学の高等教育教授システム開発センターの方にご講演を
>> #お願いしました.ちなみにいうと京都大学の取り組みはかなり熱が入っています.
うちの大学で昨年度は京都大学の先生にお話をうかがいました(立教大学の事情も
聞いたりしました)。京都大学は学長の号令で実行されていますが、学長が医者なの
で、やる時にはやるのでしょうね(そういう点では、医者は実務型で勤勉だと思い
ます)。
>> というわけで,なんとなく高田せんせいの立場が分かるのでした.
どうもありがとうございます。調整作業ってなかなか難しいですよね。
自分とは全く関係ない組織の先生を相手に、説得作業したり、時には
評価したりする場合もあるわけで。
>> #ちょっとかわいそう...
他にもいろいろあって、とても可哀相なのです。
#人格が歪みそうです(顔は以前から歪んでいるか)。
#田村さんもご苦労が多いのでは。
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*高田 彰 Akira Takada takada@ipe.tsukuba.ac.jp*
*筑波大学臨床医学系 筑波大学附属病院医療情報部*
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