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[nikomat:11043] Re: [-yota^3][iron]
こやのさん、榎さん、ご回答ありがとうございます。
> > >ついでに、ちょっと真面目にお知恵拝借ですが、
> > >鉄の表面をどのように写真撮ったらいいでしょうか?
> > >目的は、刀の地肌と刃紋なんですが、簡単にいえば鍛造の包丁の焼き入れ具合
> > >をどう撮るかです。
> >
> > この辺は、榎さん@物質研のご専門です。
> >
> > 正しくは、研磨後に鉄鋼用の酸(エッチング液)につけて組織を選択的に一寸
> > 溶かしてから撮影するんだと思います。でも、刀でそれをやるわけにはいかな
> > いですね。榎さ〜ん! 出番ですよ〜。
>
> 鋼の顕微鏡写真だと、研磨してからナイタール(5〜10%硝酸+アルコール溶液)
> が定番のエッチング液なんだけど、刀剣じゃまさかエッチングするわけには、
> いかないでしょう。
これは、まずいです。
> 反射光が、直接レンズに入らないように斜めからライティングして撮るしかない
> のではないでしょうか?それと細かく段階露光したほうが良いと思います。
たとえば、赤外線や、紫外線のフィルムとか、フィルターなんか使うとかで、
それっぽく写らないっすかね?
#これらは全然つかったことないので、単なる思いつきですが。
あと、刀の観賞の仕方で、電球の光を鋭角で反射させて刃紋をみる、というの
があるんですが、反射光がモロに入り込みます。反射光だけフードできわどく
かわすんですかね? 反射光まで入れるとなると、レンズの選択、ライトの位
置も重要そうだし。フィルム(カラー/モノクロ)なんか撮りやすさに関係あ
りますかね?
ともかく、広範囲の細かい段階露光などしてノウハウの蓄積が重要ですね。
たむら@横浜国立大学