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[nikomat:11066] Re: [OTF1.5 Q&A]
馬込です。
自分でレスしました。
読み直したら、ちょっと不親切だった物で・・・お詫びです。
>>すいません。話の腰を折るようですが、OTF, MTF, PTF の定義を教えて下さい。
>>みたところ、OTF は L^2(R^2) の Fourier変換のようですが、ここまでは合って
>>いるでしょうか?
>
>定義は3種類あります。どれも同じですが、もっとも直感的なのを [OTF2] に
>載せました。あとの2つは追々書いていきます。
>
>ええ〜い、もうやっちゃうけ!
>もうひとつが、点像(分布関数)のフーリエ変換で与えられます。
点像の強度を2次元で計測したデータを2次元フーリエ変換したのが、OTFで
これは複素数です。この絶対値をMTF、位相をPTFとしています。
物理的意味は、直感的な [OTF2] をみてくれればわかると思います。
>(最後が、やっかいなのでまたね)
3っつめの定義は、「瞳関数の自己相関」ってやつで、これを書き出すと
長文堂になってしまうし、ネタが無くなるのでまたにしよう!
(もったいぶっている)
>
>#ところで、ニコンってすごいんですよ! 歴史的には、結局この3種類の定義で
>#それぞれOTF検査装置を作りました。(本当の話です:追々話すからね)
>
>
>ところで^2。
>
>>光学は、高校のときの(物理は微分方程式からはじまると言うとんでもない
>>高校だった)物理の授業でやったのが最後なので、ほとんどホイヘンスの原理
>>から出ることしかわかりません。で、
ほんとにすっごい高校ですね。
>>>ぼけの生成過程
>>>o(x) = k(x) * o(x) ( * はコンボリューション) ---(1)
これは、確かに式のミスですね。(日浦さんらしくないぞ〜〜!)
正しい式は、日浦さんも書かれていますが、まごめ流の記述では、
物体をo、点像(分布関数)をp、像をi とすると、像は点像の集まり
ですから、
i(t,s)=∬p(x,y)o(t-x,s-y)dxdy
となり、この積分をコンボリューション(畳み込み積分)といいます。
で、簡単に、 i=p*o と書きます。
#さらに、こうして良い条件とかいろいろありますが、どんどん難解になって
#うんざりされる方もおりますので、(自分も復習してないのでミスがこわい)
#この辺で。
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馬込 伸貴 ∈ (株)ニコン 精機・開発推進室(大井です)
magome@nikongw.nikon.co.jp , IFOS = nba3194
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