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[nikomat:16277] Re: [camera]signet 35
よしだ っす。
豆知識:
S35C と S45C の違いは 数字に比例した炭素含有量。
炭素含有量が多いほど 粒界(大きな結晶の境界だと思ってね)
に潜む炭素に邪魔され、粒界に沿ったズレ(これが鉄の変形)
が生じ難くなる。
# 続き(詳しい説明)よろしく > 機械研の方
In message <199803221351.WAA06858@bukko.bk.tsukuba.ac.jp>
at Sun, 22 Mar 1998 22:50:31 +0900
"[nikomat:16274] Re: [camera]signet 35"
Tamotsu KOYANO <koyano@bk.tsukuba.ac.jp> wrote :
> >いや、小さなプレス部品の代替品を作ってもらう
> >ことになるかも。材質はS35C(炭素鋼)あたり。
>
> 真空や低温で使いませんから鉄の残材は殆どありませんょ。
長文堂の加工は切削でしょうから、快削性材料から
選ぶと、真鍮や高張力アルミ合金(ジュラルミン)の
72S以上(数字は耐張力を表す)あたりで代替可能か。。。
# 製品設計で これ使ったら「なんでやねん?」って
# 怒られそう。部材も工程も高いから。(^^;;
ただ、曲げ易くないと微調整が難しい(現物合わせだから)
し、そうなると脆性破壊し易い真鍮は イマイチか。。。
SUS(ステンレス スチール)材の薄板でも良いんですが、
これなら あるでしょう?
# SUSも 何種もあり、SUS-301とか、耐力に応じた
# 呼称で 材質を指定する。材質、潤滑、表面仕上げ、
# 接着、塗り など、ジオメトリックなモノ以外も全て、
# その部品の役割、他部品との接触状況、使用される
# 環境などなどから、須らく 特定されるのであり、
# 決して いい加減に決めているのでは ないのです。
# メカ設計って大変なのよぉ。
> ># ユーザは最初に設計意図を理解すべきで、
> >#「まずマニュアル読んでから操作するはず」
> ># が 当然。。。という思想ですね。
>
> 1)第3帝国の威信をかけて自分が設計した亀裸は世界一である。
....
> 8)だから、ヲタクなメカでも問題は起こり得ない。
いや、最初に設計思想(コンセプト)を論じ、後から
そのコンセプトの具象である製品を見せる っつうか。
だから、慣れれば 取り説無しでもOKなんだけど、
慣れるまで 結構 「なんじゃ こりゃ?」ですよ。
> で、どのあたりのカメラから練習すればよろしいでしょうか?
> ebayでくずを買い込もうかしら。近頃のジャンクカメラは、
> AFコンパクトばかりだし。
壊れているのを直すのは難しいですから、壊れてない
カメラを奇麗にしましょう。
PRAKTICA あたりが良いでしょうね。
今なら Biotar 58/2.0 付のFXが $20。
これなら 日本でならレンズだけでも1万円以上で売れる。
# ところで、M42 の Biotar 75/1.5 もレンズ単体で
# 出てますねぇ。$200で もう終わりそうじゃない。
# M42 ファンの方々、これ 国内じゃ6−7万円しまっせ!
# どうしました? 丹後屋どん、さいとうさん、しのちゃん!!
> #近頃、ニコン・ライカより、もっとヲタクなカメラに傾く長
> #文堂としては修理技術を覚えないといけないと思っている。
プラクチカから 始めましょう。
ま、レチナIIa も レンズシャッター機としては難しい
部類には 入らないけど、いきなりレンズシャッターは
恐いでしょ?
# ydの 初分解は レンズシャッターだった。
# 途中何度も放り出したくなったが、親父の形見の
# Pearl−II ゆえ、諦めきれなかった。
# 最後はRF部も ジャンクの F401 のミラーで奇麗に
# なった。FP接点部を改造してX接点にした。(^^;;
# まだ 早田師匠と巡り合う前の話である。。。
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Koji YOSHIDA Dr.Eng. <yd@nikongw.nikon.co.jp>
3-3rd System Designing Sect., IC Equipment Div., Nikon Corp.
1-6-3 Nishi-Ooi, Shinagawa-ku, Tokyo 140-8601 JAPAN
<< phone(direct-in): +81-3-3773-8502 >>