[nikomat:18221] Re: RICOH SINGLEX and etc.

[TANABE Hayao <tanabe@strl.nhk.or.jp>]

たなべです。

茨城大学の乾です．
> 
> 
> 出張中に見つけたCollecting and Using Classic SLRsという瘢雹本の
> Nikonに関する章に，以下のよう瘢雹な記述があります．ちょっと僕の訳は
> 怪しいですが．．．
> 
> 「．．．このよう瘢雹な市場で成功したとはいえないカメラと並行して，
> 日本光学は，別な全く異なるNikkorexの供給を始める．この重量級
> のよく設計された一眼レフは，Nikkorex Fとよばれ，フォーカルプレ
> ーンシャッターと，シャッターで結合するクリップオンタイプのCdS露出
> 計を備えていた．このカメラはニッコールレンズ販売のためのボディ
> として，ヤシカにより製造されていたと噂されていた．しかし同時期
> に，同じニコンのマウ瘢雹ントのほぼ同じカメラがリコーSinglex
> として販売されていた．(このカメラはスクリューネジマウ瘢雹ントの
> リコーSinglexとは全く異なるもの．)このカメラと組になって販売さ
> れていたRikenon 55mm f/1.4は，Nikkor 58mm f/1.4を名前と焦点距離
> 表示を変えて販売したものと噂されていた．」
> 
> またリコーに関する章には，以下の記述があります．
> 
> 「ニコンに関する章で説明したよう瘢雹に，最初のリコーSinglexはNikkorex Fと
> ほぼ同じものである．むろん外装的にはいくらか違い部分もあるが，
> 両者を手にしたとき，これらが同じであることを疑う瘢雹ものは一人もい
> ないだろう瘢雹．またこのカメラに装着されて販売された55mm f/1.4 Auto
> Rikenonレンズと同時期の58mm f/1.4 Nikkorは，外見も操作感も，性能も
> 内反射の状態も同じであり，刻印された焦点距離の違いも多分実際には
> 存在しないだろう瘢雹．
> 
> Nikkorex Fは，(Nikkormatが販売される前の)日本光学が市場戦略上，
> どう瘢雹してもアマチュア向けの，妥当な価格のカメラが必要な時期に
> 発表されたが，同時期には日本光学の工場はNikon Fとレンジファインダー
> 機の製造にほとんどふりむけられていたと思われる．したがって，
> リケン光学と日本光学が，この時期にNikkorex/Ricoh Singlexの製造に
> 関して協定を結び，リコーの工場か(または噂されているよう瘢雹に)ヤシカ
> がこの機種の製造をおこない，また厳しい日本光学の検査ではねられた
> 58mm f/1.4 NikkorをRikenonレンズとして供給した可能性が高いと
> 思われる．」

気になったので昨夜現物を確認してみました。
結論から言う瘢雹とこの記述は現物を見ないで書いたとしか思えないですね。
＃あのレンズがニコン製だとはどこから見ても思えないが。

前玉直径：5.8/1.4＞50/1.4＞リコー
後玉直径：50/1.4＞リコー＞5.8/1.4

反射を見ても5.8/1.4よりはむしろ50/1.4の方にいくらか似ている。
鏡胴は真鍮削りだし？すごく重い。感じはマミヤか富岡のよう瘢雹だ。

そして、何より驚いたことは・瘢雹・瘢雹・瘢雹・瘢雹
☆リコーシングレックスはニコンＦマウ瘢雹ントではない！！！！
でした。

なんとリケノンはニコンＦにはつかないのです。
ニッコールはシングレックスにつきますし、自動絞りも正常に
動きます。
この差はレンズ側瘢雹の爪が自動絞りピンの側瘢雹のものが１ｍｍあまり
長いことによります。わざとリケノンレンズがつかないよう瘢雹にしている。

ニコンとの間にそう瘢雹いう瘢雹協定があって作られたのか、あるいは単に
リコーが遠慮したのかはわかりませんが（前者のよう瘢雹な気がする）
現物を手にしてみないとわからないものですね。