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[nikomat:20306] Re: Hologon
ひうら@きょうだいっす。
あくまで推測ですけれど、
> 日浦@MHIさん:
> > #3-3のホロゴンいいっす。(ぼそっ)
>
> 現行のGホロゴンは5−3ですが、これってたぶん製造上の理由だから同種ガ
> ラスの張り合わせですよね。(光学的には3−3)
ここですよね。オリジナルのホロゴンは、
○例のクビレ
○球面の配置
があって高いんだろうなと、想像がつくんですよね。
#レンズ形状のパラメータは、前後の面の曲率と、その面の間隔
#の3つで決まります。面の曲率は、磨き皿で出せるとして、
#あとは削るときに面の間隔を調整すればいいわけです。
#
#この間隔は、前後の球面の中心の距離と言ってもいいわけで、
#光軸とは、この球面の中心を結ぶ直線として決まってくる
#わけですが、これは削った後から測定して、それにあわせて
#レンズの外周(コバ)を落せばよい。
しかしホロゴンの場合は、前後のレンズの両面の球面が同心球なので、
レンズを削るときにこの「球面の中心」を三次元的に位置あわせ
する必要があります。つまり一気に2自由度、制御する必要性が
増えるわけです。
それに球面が深いから、1度に1枚しか磨けない。
そのかわり光軸というものは存在しませんから組み立ては楽かも。
だからGホロゴンは、真ん中だけでなく、前のレンズを
分割してるのかもしれないと考えられるわけですよね。
それぞれを削っておいてから、うまく中心が合うように
厚みがちょうどよいレンズをペアリングして張合わせれば
よいと考えられます。
#やはり2次元的な位置あわせは必要ですが、これは普通の
#レンズの張合わせと難易度は同じ。
そう考えれば、こういう製造方法を取るために、
ちょっと前後のバランスを変更したのかも知れないですね。
でもまぁ後ろのレンズは相変わらず難しそうですから、
それで旧ホロゴンの半額と考えて、ちょうどよい?
> で、ホロゴンが(安くはなったけど)高価で同じようなレンズが他社から出てこ
> ない理由って何なんでしょう。
> ・特許なんてとっくに切れているだろう。
1966年出願のようですね。
ホロゴンの発展改良系で明るくて無歪曲のレンズが出きれば
面白そうですけれども。