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[nikomat:20513] Re: Old ASAHI Camera



まごめ@開推室です。

印刷屋@体温39度さん:
	良くなってください

熱のところ、長文の返事を有り難うございました。

 >  1965年アサヒカメラということは、印刷はグラビアかなぁ・・・。
 > まぁ、石版の時代じゃないね。オフセットかグラビア。

昔にグラビアとかオフセットとか凸版・凹版・平版・・・・など勉強しましたが
わすれてしもた。
でも、解説は今はなさらないでください。(熱が上がる)

 >  印刷上がりの違いの要因としては、
 >   
 >    1 原稿
 >    2 製版
 >    3 刷版
 >    4 印刷
 >    5 インキ
 >    6 用紙
 >    7 時経過
 > 
 >  がありますね。
 >    2 製版の問題が大きいかな。
 >      現在は写真版の4色分解をご存じドラムスキャナで行い
 >      ます。1965年当時は恐らく縦型カメラで4分版して
 >      いたと思われます。
 >      見当の面では現在のほうがきっちり出ますし、写真の
 >      根堅たさやコントラストが今は必要以上にきっちり出ま
 >      す。また、現在ではレイアウトスキャナで写真の修整を
 >      行うことが常道となっています。
 >      これを前提として自分の作品の欠点を手直しさせる写真家
 >      もいます。

これて、どのくらい手直しできるのでしょうかね?
色バランスは当たり前ですが、縦横倍率・台形補正・回転・解像力補正
なんて当たり前?  さらに、電線消しとか肌の荒れ補正・にきび・植毛
なんてこともやってしまう?
あと、モザイク?    ・・・・ 近頃の技術はすごいのでしょうね?
			     フォトショップの業務用ってー感じか?

 >    5 現在は用紙の種類・特性に合わせたインキの種類が多く
 >      あります。昔は1種のインキで汎用せざるを得ませんで
 >      したから紙への浸潤性や定着性に難があった可能性が
 >      あります。
 >    6 用紙は現在とは比べものになりません。平滑性等均一性
 >      を現在と比べるのは酷です。
 >      グラビアの場合輪転印刷ですから、用紙はロールになり
 >      ます。1ロール40連位あるのかな?(私輪転は詳しく
 >      ありません)トイレットペーパーの化け物が輪転機に装着
 >      されるのです。
 >    7 当時は経年変化を考慮しない化学加工紙です。当時の雑誌
 >      を見ると黄ばみ、紙ももろくなっています。
 >      印刷面にも影響が考えられます。
 >      また、カラーの場合、インクの色によって経年変化の
 >      度合いが変わります。通常黄色が退色し、ついで赤です。
 >      当時の印刷物を現在見た場合、カラーバランスが変化し
 >      ている可能性は大です。

確かに、紙が悪いっす。インクもバランスが悪いが、何といっても解像力が
悪いのは気持ちが悪いです。
 > 
 >  もっと詳しい解説いります?
 
お疲れ様でした。  皆さんの反応が楽しみです。

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馬込 伸貴  ∈ (株)ニコン・半導体露光装置・開発推進室
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