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[nikomat:21865] Re: ボケてくれるinder screen
まごめ@開推室です。
ひうら@会長さん:
> 明るいレンズでのぼけの忠実さと、暗いレンズでの明るさの
> 両立は原理的に不可能・・とも思えますよね。
そうなんです。
> ファインダスクリーンのマット面は、レンズの後玉からその面へ入ってくる、
> いわばいろんな方向からの光を屈折させて目へ導くというものですよね。
> つまり、超細かい、ランダム的なマイクロプリズムのようなもの。
> で、その「ランダム的」な各プリズム面の角度によっては陰りが
> 発生して、黒くなって、ツブツブ感が出たり、暗く感じたり
> するわけですよね。
これが、つぶつぶがそろっていなかったり、偏りがあると見た目に汚くて
究極は「世紀末ファインダー」(c)しのじま、になります。
> で、この「屈折」・・つまり、レンズの後玉から集まる円錐状の光のうち
> どの辺を重視するのか、というのがぼけの再現性に影響すると思います。
> ということで、FE2 のスクリーンで遊んでみると、
> 僕の感覚から言えば F2 より外の光束(円錐の側面の部分)はかなり
> 比率を落していて、F1.4 を F2 まで絞ってもあまり変化がない。
> でも全く変化がないのではなくて、ちゃんとすこし暗くなる
> あたりさすがです。 --> まごめさん
えらいっ、・・・誉められたのでつい。
> 原理的には陰りのない透過スクリーン(プリズム部含む)よりも
> マット面のほうが明るくなることは有り得ないので、その差を
> 目立たないようにするにはどうしてもこういう風に明るいレンズの
> 持つ光束の部分の比重を尾として、F2.8 程度のスクリーンでも
> ちゃんと明るくなるように設計しないといけないのでしょう。
当時の課題はちょっと暗いズームレンズ(今でもそうだが)が主流に
なってきて、それようのスクリーンを出すことでした。
全く、見透かされてしまったように、明るい光束は少々無視しても
その光を曲げずに目に持っていくのが仕事でした。
しかし、やりすぎるとピント出しがむずかしかったり、明るいレンズには
適さなかったり。
#液晶を封入してF値によって屈折率を変えてF値に適した
スクリーンにしたかったけど、そりはコストが、・・・。
> > 4)は回折格子をスクリーンと言うかスプリットイメージに使う案が
> > 有りますが、色分解してこれもうるさい物になります。
>
> へぇ、なるほど、これは初耳ですが、うーむおもしろいっす。
> いろいろ使えそう。
回折格子をSinに近くして段差を λ/(n-1) にするとゼロ次が消えて
ほとんど±1次だけになります。結局スプリットと同じとも言えますが
何かに役立つかな?