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[nikomat:25666] Re: F2 PhotomicA Finder



よしだ@ないこん です。

In message <v04010104b2902d130b3d@seagreen.ocn.ne.jp>
  at Sun, 6 Dec 1998 21:48:28 +0900
  "[nikomat:25664] F2 PhotomicA Finder" 
  Aritaka Koizumi <koizumia@seagreen.ocn.ne.jp> wrote : 
 > さっそくですが、F2 PhotomicA Finderの調整について、
 > 教えて下さい。
 > 露出計の針が振れなくなって久しい、このファインダーを分解したところ、
 > 抵抗体リングを支えるガイドがゆるんでいたためのアース不良だった
 > ようです。そこで、偏芯ネジを廻して抵抗体リングの遊びを
 > 無くしたところ、露出計は無事復活しました。

なかなか筋が良いですね。(^^)
それでOKです。全4個所くらいあったはず。
針跳び現象も、多くの場合は この増し絞めで治ります。

 >  ところが、調整前は、ファインダー単体ではワイヤーの張力で
 > Bの位置までシャッターダイヤルが自然に回ったのですが、
 > 偏芯ネジを締め過ぎたのか、多少抵抗があります。
 > ここは、どの程度のカタサに調整するのが適正なのでしょうか?

針跳びが起こらない程度に緩くしておくのが良いでしょう。

# 上記4本(?)の ガイドプーリーの 締め&緩め は
# 必ずしも 同じにしなくて良いです。粘った感じで締
# ところまでが 必要最小限度で、それ以降の締めは、
# 「針跳びしない」範囲で「スプリング反力を残す」よう
# 調整してください。

そうすると、、、 
ファインダー単体の状態(ボディから外した状態)で、
スプリングの利きに逆らって適当な回転位置にしたとき、
手を放すと スプリングが利いているほうに(シャッター
ダイアル周辺長で)1mm程度は 戻るくらい(または
それ以上)には なると思います。

 > それと、FMの露出計と比較すると相違があります。内部の半固定抵抗は
 > どんな働きをするのでしょうか?一つは、バッテリーチェック用だと
 > わかったのですが。

厳密ではありませんが、y=Ax+B の AとBの値を
決めているのに近いです。(yは指示値)

あと、FMよりは 部分側光に近いのと、CdSのため、
FMに比べ、低感度では 精度が悪いです。
CdSの場合、暗いところから 急に明るいところに出す
と、明るいところでの指示値の収まりが悪いです。しかし
この収まりが悪いうちは CdSは元気です。

それと、FMに比べ 部分測光に近いし、FMより ペンタ
プリズム内反射(プリズム内ゴースト)の影響も受け難い
設計になってます。(ペンタプリズム後面に更に小さな直角
プリズムを2つ配備しているため)
私の場合、校正には、F3(ボディ測光&部分測光に近い)
を用い、かつ、一様な明るさのモノに対して行ってます。

 >  いきなりあれこれ質問して申し訳ありませんが、宜しくお願い致します。

再度のレポートを お待ちしてます。

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Koji YOSHIDA   <yd@nikongw.nikon.co.jp>
 Nikon Corp.                         1-6-3 Nishi-Ooi
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