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[nikomat 1236] Re:Bessa-L
さとう@丹後屋です。
私なんか、工学のどの分野でも素人なんですが、当たってると思う。
工作精度の高さ、というのがどこに現れるか、ということを
目の当たりにした気持ちです。
ひうら@きょうだい さん:
> で、前者の場合、応力によらず停止する位置は一定(逆に言えば、
> 停まったところから、さらに力を増やしても、回らない。カチッと
> 止まる)ということになると思いますが、後者の場合、締め付けて
> いくと、その回転角に応じて応力が増大していくので、じわじわ
> 強くなっていく感じになると思います。
まさにこれでしょうね。
だから、フランジ面の平面性が崩れれば、局所的にだれてジワジワと締まる。
> つまり、ぶつかり合うネジ山同士が、それぞれ小さなバネと
> 考えると、加工精度が高いと
>
> |-CCCCCCC-| |
> | |
> |-CCCCCCC-| |
> | |
> |-CCCCCCC-| |
> ==| |==
> |-CCCCCCC-| |
> | |
> |-CCCCCCC-| |
> | |
> |-CCCCCCC-| |
>
> の、両方の == を押したり引いたりしたときの状態になります。
> 接触した瞬間、パッとバネの応力が立ち上がる。
感触もまさにこれです。
全面コツンという感じ。
最後の1/6回転を残したあたりで、コマ回しの要領で、レンズに回転を
与えると、ピタっと止まり、その位置から動きません。
ライカ修理の雄、貫井さんが、ネジを緩める瞬間にはクッとはずれ、
ねじ穴からネジが取れる瞬間にピンと音がする、と言ったのも、
これなんでしょう。