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[nikomat 1330] Re: screen
日浦@MHIです。
#じつは中島さんのお返事を期待して書いたのです。
中島さん:
>大きいのですが,通常では絞ると被写界深度が増加しますので,深度内に十分納ま
る
>ように設計します.ただし,絞込み焦点移動量分だけピントの合う領域はシフトし
ま
>すが.
はい。先の例でもF4ぐらいに絞ると,深度内かなと思います。
でも,スクリーンがF2程度の拡散性だと,開放値F1.4で完全補正になる
レンズでは大きく効いてくるのではないかと。
>ぼけても,2線ボケと芯の有るボケでは,印象は大分違います.ですから,半径
云々
>で議論しても仕方が有りません.大体,「一番ピントが合って見える」位置を定量
的
>に表すことすら,今だに議論され続けているのですから.
#議論が続いている,っていうのがポイントですね。
#暫定的には「MTFでミリxx本のコントラストが最大になる点」ってところでしょう
か。
おっしゃるとおり,実際は,一部の光束が芯を作っている場合,たとえば上記の例の
ようにF1.4の光束がぼけていてもF2の光束のピントが合っていて芯を作っている
場合には,芯の部分がちゃんとコントラストを再現するので,ちゃんとピントが
合って見える場合が多いと思います。
(被写界深度がひろく見えるレンズはこの効果が効いていると感じます)
しかし,SLRのスクリーンを見ていくら精密にピントをあわせても,そのまま
期待した通りにピントが合うとは限らない,ということが大事かと。
よく雑誌などで,開放でピントを合わせるためには...というような説明が
ありますが,ナンセンスなアプローチではないかと。
35mmSLRのピントで苦しむというのは至極当然,それはあなたのせいではない
かもしれない,と言いたいのです。また,ピントを振って何枚か撮ると
いうのは非常に的を得た解決策であると思います。
結論としては,ある程度絞って使うしかないから,ぼけの大きさとピントの
シャープさを同時に求めるなら判を大きくするしかないよ,という回答が
もっとされても良いのではと思っています。
#判が大きくなると,同じぼけを作れるレンズでも開放F値が暗くなる
#ので球面収差の影響が相対的に小さくなる場合が多いでしょう。
#50/1.4つかうなら,645判で80/2.8とか。
#微ぼけの部分の描写も癖が出にくくなるし。
>>ニコンAFだとレンズによっては絞り値の設定によって球面収差分の
>>補正をしているとか?Dタイプだと距離設定による球面収差の変化も
>>勘案してるとか?いう話しがあったような。
>
>AFセンサと球面収差との相性と,計算速度の問題で,真面目に,このデータを
使っ
>てくれているのはF5とF100だけなのです...シャッターを切る瞬間に良く
見
>るとフォーカス群が動くものは存在します.
インプット,インプット。
でも,シャッターを切る瞬間に補正分の駆動するとは意外。
AFの計測直後に,絞り値を参照してずれた位置に駆動するのだと思っていました。