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[nikomat 1373] Re:Bessa-L



丹後屋す

ひうらさん:
> だとすると、逆に、ライカでは、その程度(M42 では、
> だらだらとドラッグするような領域)の座面の押し付け力で、
> それ以上は回らない程度の、強力な摩擦力が急激に発生する
> (で、それ以上回らない)という説明ですか?そういう物性?
> 
> また、その程度の力で急激に止まるような物性のものを
> 擦り合わせ、なおかつ いろいろなレンズ同士の位置を
> ちゃんと高精度に位置あわせされるような物性と精度が
> 保たれるような、加工がなされている?そりゃすごい。
> 
> また、この仮説が正しいとすると、もっと大きな力を加えると、
> ライカでも、さらに回りそうなもんです。もしくは、この物性が
> 非常に特殊で、一度摩擦モードが変ったら急激に、けた違いに
> 摩擦が増えるのか??
当初から、マウントの渋いライカを買ったことがあります。
渋さは最後の1/4〜1/5回転位から起こります。
(このとき、まだ座面の接触は起こってません。ピッチがほぼ1mmですから、
  1/4〜1/5mmくらい隙間があるわけです。)
それでも、最後に指標の止まる位置は、13:30分でした。
マウントを外して、ワッシャーを見てみると、鋼鉄性のワッシャーの
重なりの痕跡(錆跡ですね)と、ワッシャーが一致してないので
いい加減に組み立てられたものであることが分かります。
痕跡の形とワッシャーの形を見比べて、ジグゾーパズルをしてみました
が、復元は成功しなかった。(そのまま使ってますが、実用上は
問題なく使えてます。)
ワッシャーの厚さと枚数とから見るに、座金の4つのネジ穴位置の
正規の位置からのズレは多分1/20mmもないんだろうと思いますが、
その程度の歪みでも、ネジ込んでいくときの最初の渋さは、
オネジ、メネジの接触で、発生しているのは確かです。