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[nikomat 1367] Re:Bessa-L
ひうらです。
なんとなく、どこのフィールを問題にしているのかが、
違うんじゃないかという気がしてきました。
> まず変形するのは コンプライアンスの低いところですが、
> カチンの直接的原因は「摩擦の大きいところ」が 急激に
> 摩擦変動するときの音です。
はい。それは、わかります。
ですが、私は、その「まず」の話をしているつもりです。
カチン、と来る要因とか、強さを言ってるんじゃなくて、
カチンと来るところまでの、力の変動を言ってるんです。
カチンとくるところでは、摩擦が急激に増加する場合がある
(摩擦のモードが変っているといってもいいのかな?)
のは、よーく分かります。起こりやすい面と起こりにくい
面は、確かにあるでしょう。
ただ、このとき(最終的に締結されたとき)の強度が
違うとか、そういうことを言っているんではないんです。
その瞬間までに、だらだらと 締め付けに要する力が上がって
いく部分があるのか、それがほとんどないのか、という話
です。
----- ---- 丹後屋さん[1201] ---- ----
ライカの歪んでいないボディとレンズの場合、
ずーっと軽く回転してゆき、突然、コツンと止まる感触があります。
で、その位置でグズグズ動かない。で、指標の固定位置は13:30分です。
バルナックライカをこれから買おうと思ってらっしゃる方は、
この点に留意して下さい。
M42では、殆んどの機種が、このねじどこで止まるのかなと思う位
だんだん回転が重くなって、止まったと思っても、
力を入れたらまだもう少し動くな、という感触が残ります。
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つまり、ライカでは、コツンとくるところまでに、過渡的
状態(ネジ部の接触により、座面に押し付け力がかかって、
だんだん重くなるが、まだ止まらないところ)がほとんど存在しない。
しかし、 M42 の悪いやつだと、それまでに、だらだらと、
力を要するところがある。
この、後者の途中の「だらだら」した原因はどこだ?という話です。
M42 では、マウントが歪んでいるとか、座面がざらざら
とかで、なかなか摩擦力が上がらないから、ずるずると
どこまでも回る、ってことですか?
だとすると、逆に、ライカでは、その程度(M42 では、
だらだらとドラッグするような領域)の座面の押し付け力で、
それ以上は回らない程度の、強力な摩擦力が急激に発生する
(で、それ以上回らない)という説明ですか?そういう物性?
また、その程度の力で急激に止まるような物性のものを
擦り合わせ、なおかつ いろいろなレンズ同士の位置を
ちゃんと高精度に位置あわせされるような物性と精度が
保たれるような、加工がなされている?そりゃすごい。
また、この仮説が正しいとすると、もっと大きな力を加えると、
ライカでも、さらに回りそうなもんです。もしくは、この物性が
非常に特殊で、一度摩擦モードが変ったら急激に、けた違いに
摩擦が増えるのか??
それに、この仮定だと、ネジの回転方向の残留トルクが、
ネジの軸方向の引っ張り力がより小さい領域で、十分急激に
立ち上がる、という事ですよね。だとすると、ライカの場合、
同じトルクでレンズを取りつけたとき、レンズがボディに
押し付けられる力は、より小さいということになりますね?
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いっぺん、実験してみたらいいでしょう。
ライカのマウントの素性が良いから、サッと摩擦力が
立ち上がる、って言うんなら、その良いライカの、
マウント座面に、薄く油塗ってみて下さい。
だとすると、パチンってフィーリングは消えるでしょうが、
M42 のように、だらだらと回転するようなフィールに、
劇的に変化するでしょうか?
これは、M42 と比較すると、材質が違うから?
セラミックかチタンかなんかで出来ている?
また、油塗りライカの時に、問題の停止位置、つまり
13:30 分のところでは何の抵抗もなく、そのまま連続的に、
ドンドコ回って、どこか先のところで止まるんでしょうか??
さぁどうでしょう?
> なんか、熱くなってますねぇ。
>
> # だったら、「常識を無視して論じるほうが おかしい と
> # 言いたいわけです。」って言っちゃおうかな?:-p
常識は常識で、理解した上で話をしようと思っています。
ただ、その常識は、問題としている前提条件、状態、
またそれを論じるときの価値基準が大きく違うので、
いかなる場合にも常に正しい、と前提を置くことはやりません。
それでも、太陽は地球の廻りを回っていますか?
では。