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[nikomat 1393] Re: Screw Thread (2)
よしだ っす。
このメールが、一番 両者の意見が近かった。
In message <199901290330.MAA72208@ml.asahi-net.or.jp>
"[nikomat 1357] Re: Screw Thread (2) "
"HIURA Shinsaku <shinsaku@vision.kuee.kyoto-u.ac.jp>" wrote:
> ひうら@きょうだいです。
>
> よしださん:
> > 部品が空間上に固定されるためには、最低 同一平面上にならない
> > 4点の接触(同一平面上田と、その平面上で滑ることが出来る)が
> > 不可欠です。
> >
> > ネジの隙間は、力を加えずに 座面が面接触(厳密に見ても座面上
> > の3点接触)する程度のクリアランスを持っています。
> > したがって、クリアランスが*標準*(特別ではない)の規格内で、
> > ネジ部円筒軸と座面の垂直が妥当に確保されているという条件にお
> > いて、面が撓んでいなければ、最初の4点のうち 3点は 座面上の
> > 点です。
>
> というところが、
>
> Shinsaku:[1329]
> > # どうもネジの形態、マクロな動きからして、ネジ込みの終盤で、
> > # 初めて座面が接触するかのように思われがちですが、実際には
> > # ネジにはガタがあるので、締め付け終了寸前には、座面全体が
> > # 接触します。相対的な話しではありますが・・ネジに対して、
> > # 座面が傾いているから、座面が端から着地する、なんていう
> > # 考え方はおかしい。
>
> でかいたところの本意です。
つまり、ここは 両者とも正確に理解している。
> 座面上で接触するであろう3点に対して、「4点目」のネジ螺旋
> 上の点は、先の3点から垂線を引いた三角柱の中に収まる・・
> もしこれが収まらなければ、座面が傾いて、円形である座面の
> うちの、上記条件を満すような点が接触することが起こる・・
> と思うので、やっぱり、締結開始の瞬間は座面が3点接触
> という条件になると思います。
>
> #締結開始まではどこも弾性変形していないので、物体は
> #剛体であると考えています。
そうです。
んで、平面性が高く、表面処理が細かければ 三点接触は限りなく
面接触に近いわけです。
> > んで、座面面積が 大きく、かつ面精度が 高く、かつ表面仕上げが
> > 細かければ、締結の始まった瞬間に 一気に 座面に発生する摩擦は
> > 大きくなります。
>
> みつながさん宛のメールにも書きましたが、確かに面積は
> 大きい方が摩擦は大きくなると思うのですが、やはり、その分、
> 圧は小さくなるので、面積が寄与する度合いはどの程度なのか
> というのが僕の疑問です。
>
> かなり小さい圧力を仮定して考えているので・・
> また、ファンデルワールス力とか、そういう問題もないと
> 思いますし、そもそもマウント面って、鏡面仕上げしないような。
> (ちょっと、荒さが残っている)
鏡面仕上げ(含:メッキによる鏡面)されているマウントは 多いです。
ライカ(L)のカメラは ほぼ 鏡面だったと 記憶してます。
バヨネットでも 多いです。
> たとえば、先ほどのマウントの例で言えば、「カッチリ行く
> マウント」と、「そうでないマウント」で、
> ネジのガタによって、マウント同士は面接触しているが、
> まだ締結は始まっていない。
> という段階で、両者を押し付けて、スリスリとまわすと、
> それほど大きな力の差は感じられるのでしょうか?
平面であり、鏡面に近ければ 感じます。
ということで、まず最初は ここの認識に 違いが有るのです。
# んで、2番目の違いは、フンデルワールス力が無い場合に
# 座面(マウント面)での ストップが 支配的(yd)か、
# ネジ面での ストップが支配的(兄じゃ)か? という点だ
# と思うのですが、そういう認識で良いでしょうか?
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