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[nikomat 1438] Re:Bessa-L



In Subject: [nikomat 1430] Re:Bessa-L 
 ひうらさん <shinsaku@vision.kuee.kyoto-u.ac.jp> wrote:
> はい、回転に抗する力は、座面に働く圧力で決まります。
> ネジ部の摩擦は、ここでは、論じていません。

回転に抗する力は、接触圧に依存し、座面に起因する摩擦力が主たる要因だと
いうことは一致ですね。

> ただし、その座面を押し付ける圧力を生んでいるのは、座面の
> 面荒さに対する変形と、ネジ部の変形で決まります。

これが違うと思います。

  座面||
      | V V V V ... 雌ネジ
      |  |  |  |  |... 雄ネジ
      0 1 23 45 67 ...

座面を0として、断面から見て図のように1,2,3,...とします。便宜上、図の山
毎に分かれているものとします。座面が接触してからさらにネジ込まれると、
本来変形する必要があるのは0-1の間だけです。ここは座面の変形と混じりま
す。2-3間は、0-1間の変形により生じた無理だけを吸収すればいいです。4-5
間は2-3間が無理した分だけ、6-7間は...と次第に変形は小さくなります。ネ
ジ部全体の変形は起きません。

吉田さんが切れるのはせいぜい3山目まででと書かれていましたよね。

0-1間の変形で座面の変形とネジ部の変形のどちらが大きいかは別として、座
面の接触圧を支配するのは0-1間です。

> ネジのほうを無視して、座面ばっかり一生懸命磨いても、
> そのネジの反対側のネジのほうのコンプライアンスがあるので、
> 絞めた瞬間に、力がそっちで逃げるんです。

コンプライアンスを直列に書かれていますが、そういう現象は起きていなくて、
上に書いたような現象だと思うのですが違いますか?

> (ネジ部にかかる力は、締め付け中も、離したときも
> 同じ方向ですが、座面は、逆に、締め付けが終わると
> 摩擦力の符号が反転します。で、摩擦力の大小関係が
> 反対だったら、さっくり緩んじゃいます)

摩擦は力に対して抗する方向に働くのですから反転するというのは、よくわか
りません。

// 光永 法明@兵庫県 三田市 //