[nikomat 1845] Re: Screw Thread (2)

[Kazuhiro Igeta <igeta@acr.atr.co.jp>]

In Subject : [nikomat 1834] Re: Screw Thread (2) 
On Mon, 08 Feb 1999 00:00:21 JST,
	owner-nikomat@ml.asahi-net.or.jp 様 writes:

> マウント面のような実際的な系で、金属原子間の van der Waals力は
> 本当に働き得るのでしょうか？
> 
> 金属の表面には、酸化物もしくは水酸化物の層が存在し、それらの層は、
> 空気中の水分を強く吸着しているというのが定説です。
> だから、マウント面同士がぴたっと着く時にくっつき合うのは、水分子と
> 考えるのが自然だと思います。水分子だと水素結合の結合力もあるから、
> van der Waals力よりも、かなり結合力が大きいです。

金属原子間ではないのだ。金属表面間の電磁エネルギーの問題なので、
マクロな話なんです。電磁場としては、0点エネルギーというミクロな
量なので量子力学なんだけど。
んで、分子間力も、これと同様の原理からでてくる。
いまは、分子間力とか考えないで、カシミール効果として統一的に
考えればええです。
水素結合はあんま関係ないかもです。水分子同士の結合力なんで、
effectiveに、大きなかたまりの誘電体となるだけっす。
間に水とか空気とか誘電体あると、その分力は強まるということになるです。
ところが、最後の最後は、ごみがあると、くっつけくなるので、
力に上限をあたえます。そして、横方向の滑りをゆるすことになる。

> シランカップリング剤やチタネートカップリング剤でマウント面を疎水化
> すると、締結のフィーリングが変わるかもしれません。

これやると、カシミール効果強力すぎて離れんようになるわけっす。

     l_#_l(_0   Kazuhiro IGETA, not the number,,,    
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