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[nikomat 4737] Re: coating



In Subject : [nikomat 4732] Re: coating 
On Wed, 12 May 1999 14:29:20 JST,
	owner-nikomat@ml.asahi-net.or.jp 様 writes:


>  >  |  あと、透過率と反射率の関係も分かっていません^^;
>  >  |  反射率を下げるためのコーティング = レンズ全体の透過率が上がる、のでしょ
>  >  |  うか。
> 
> 吸収率もあります。
> 硝財そのものに 色が着いていれば 吸収率は高くなります。

ガラスの色は、不純物によるカラーセンターですかね?
希土類とかいれてるとありそう。
フィルターは半導体です。
これは、理論的にもまだ完全にわかってない。
半導体結晶のサイズ効果で、吸収バンドが変わるようです。
だから、アニーリングの違いで、色が変わる(そうやってつくる)

> 吸収分は フレアにはならないの*かも*知れません。(自信ない)
> 安い硝材は 赤みがかっていたり、青みがかっていたり しますね。

吸収はフレアにはなりません。熱にいくから。
最放出部分があると、フレアになりますがすくないはず。
(レーザー発振までいくと、放出光もコヒーレントモードに
出るようになるので、オッケー)

>  > 垂直入射でも100%透過できないんだったかなぁ...
>  > で、これは屈折率だけで決まる。この限界を越えるのがコーティング技術?
> 
> 入射角度がキツイほどヤバイので、最近のミノルタのコンパクトカメラや
> Summicron や GR-1 の 第一面、昨今の広角ズームの 最初の凹面あたりが
> シビアなはずです。
> 
> # 同時に このような面を持っているレンズは 個体差が 大きいはずです。

全反射を利用して、フードいらずとかできんるかも?

>  > なんかよくわかんないけど、第1面が凹レンズというのが由緒正しい
>  > 広角レンズらしい(?)
> 
> 遺伝的アルゴリズムで 光学系そのものを 自動設計させると、やはり この
> ような光学系は出てきます。しかし、第一面に限らず入射瞳の前が凹という
> 場合、公差が目茶苦茶厳しくなります。
> んで、公差0は ありえないので、やはり 個体差を生みます。
> つまり 量産向きではないということです。

アルゴリズムに最初から、公差いれらんないの?
解がでなかったりして^^;

> 確か、ニコンの光学部の小沢君(大西さん所有の Zunow 50/1.1の現オーナー)
> が Summicron を2本買いました。彼の評価によると、
> 「2本とも それぞれ良い。しかし、2本とも違う写りをする」でした。

キャリブレーションできるようになってればいいのにね。
遺伝的アルゴリズムつきで:-)

     l_#_l(_0   Kazuhiro IGETA, not the number,,,    
  _~C. C_~/   Adaptive Communications Labs
 (((==)((@)  ATR ,  Kyoto,  JAPAN