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[nikomat 6174] Re: Wagawara
ども、印刷屋です。
At 11:42 99/07/11 +0900, you wrote:
> >「和瓦」に付いての質問なのですが
> >家の屋根に和瓦を乗せた場合(当然か!)、
> >瓦のおりなす幾何学模様の直線が縦横斜めに
> >走るととてもきれいに見えます。
> >
> >┌┬┬┬┬┬┐
> >├┼┼┼┼┼┤
> >├┼┼┼┼┼┤
> >├┼┼┼┼┼┤
> >├┼┼┼┼┼┤
> >├┼┼┼┼┼┤
> >└┴┴┴┴┴┘
> >
> >こうなるように瓦を積むことが一般的なことなのでしょうか。
この辺の所はよくわかりません。
> >ところが!!
> >施工を手がけている某ハウジングメーカーの
> >営業、設計士、工事監督は口をそろえて
> >「これが普通(どうも一般的に言って)です。」と言う。
ここには一言あります。
私も先日新築しましたが、彼らの道理を真に受ける必要はありません。
要は使用するオーナーが納得できなければどんどん文句を言うべきです。
一般的にハウジングメーカー、特にツーバイフォーの場合、顧客担当者
と設計者、及びウォール等部材を加工する工場間の連携は「まず全くあり
ません」つまりたとえ工場で「おかしいな」と思ってもそれをフィードバ
ックするシステムがほとんどないんです。(これは事実として断言できま
す)工場は「おかしい」と思っても設計図のまま進行してしまいます。
これは工場外の例えば基礎工や水回り、内装でも同様です。大工も完全
にユニット化されており、極論すれば「素人でも施工ができる」ように
システムとして仕組まれてしまっています。そして彼らにとってこれが
「普通」「当たり前」なのです。しかしこのように一般社会から外れた
常識を是認する必要はありません。
だから私はハウスメーカーを選択せず、地元の業者による「在来工法」
を選択したのです。ここでも業界の常識という壁はありましたが「注文建
築」なのですから「一般の常識」で押し切ってしまいました。(まあ、つ
いてきた不動産・設計業者も偉かったということです)
私の場合、勤務先社員である一級・二級建築士(在来木造工法であれば
二級建築士で十分)に「ディナー1回」とかで依頼して設計段階から基礎
の工法とか強度の保持、採光の方法等でアドバイスを受けました。
> こういった工事トラブルを避けるために、最近では、業者に関係の
> ない設計士に工事中のチェックをしてもらうようになっているそうで
> すね。
> # 大震災のお蔭で、基礎工事の手抜きがかなり発覚したためらしい。
今年に入って「建築基準法」(だったかな)が改訂されて各地方公共団
体による施工検査が強化されたはずです。また、このような建築トラブル
の相談に応じる窓口が役所だけでなく民間にもあるはずです。
探して相談してみては如何でしょうか?
また、建築の場合、建て主による竣工検査で全てが終わりで
その後のクレームは受け付けられない。ということはありません。
住居の場合、「住んでみて初めて解るクレーム」がほとんどで
す。通常複数年に渡っての保証・メンテナンスの規定があります。
これを確認して楯にとって交渉すると良いと思います。
私の場合のクレーム例
*リビングのシャッターが指定のものと違っていた。
梅雨明け後に交換作業
*2階ベランダ照明が物干し台にあたる。
梅雨明け後に施工やり直し。
この2つはサイディングを外して交換という大工事になります。
*トイレ配水管が壁にはいるところの穴が大きすぎて隠し切れてい
ない
後日施工やり直し
*トイレに「棚」が付いていない
これは打ち合わせに無い項目だったが「今時あって当たり前」と
主張して取り付けを確約させた。
*照明スイッチの交換
夜、スイッチがどこにあるかわからん。と主張し、「ホタルスイ
ッチ」という内照スイッチに交換
*水道メータの位置変更。
車をおいたら見えなくなってしまう。で位置変更
等々。とにかく言ってみるべきです。
あと、必ず施工図面・プレカット図、屋内配線図等は予め要求して
もらっておきましょう。後日の改修や改築の際に必ず必要となります。
また、クレームがあった場合の証拠書類にもなります
ではでは
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島村 隆一 (Ryuichi Shimamura)
TOPPAN PRINTING CO.,LTD.
SALES & PLANNING SECT. BROADCAST DEPT. MULTIMEDIA DIV.
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