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[nikomat 6543] Re: NIKKOREX F instruction manual



よしだ っす。

最近は 文部省の「大学の研究室評価」項目に 特許数も
入ったようで、まったく こうなると 今の特許制度では
「モノ造り系」の研究室なら 論文より楽勝でしょう。

# でも それは 「学究」のために ならないような。。。

In message <199907290339.MAA35942@ml.asahi-net.or.jp>
  "[nikomat 6537] Re: NIKKOREX F instruction manual" 
  "N. Magome" <magome@nikongw.nikon.co.jp> wrote : 
 > まごめ@特許制度に疑問ありっす。

うちも 特許を目茶苦茶沢山書いている奴 馬鹿だしなー。(^^;;

# 今の特許制度で言うところの「良い特許」は 書くのだが。

 > 審査官によってかなりの判断に格差があるのを実感します。
 > 	ちょっと前の制度ですが、公告を見るときには思わず審査官名をみて
 > 	「また、こいつかぁ」と考え込む事しばしば。

よく言われるのは、「審査員は文科系」ですね。
技術的に定義された単語を知らない。かといって こっちが
明確に定義しちゃう(論文では こうするのが 正しい)と、
請求の範囲を狭めてしまうので 皆 やらない。
審査官が「請求時には自然と狭義解釈」し、「異議申し立て時
には 自然と拡大解釈できる」ような、日常言語の持つ曖昧性を
備えたまま書くのが 良さそうです。

# もちろん、そう解釈できるような 実施例が 複数あるのが
# 望ましい。定義でなく 複数の実施例で張る「問題解釈空間」
# を提示するのが 理想的でしょう。

 > でも、Z創始者の一人のエルンスト・アッベは、
 > 	「特許は後世のためにならないから、Zeissは特許をださない」と
 > 	言ったそうである。  えらいなー。

う、すっごく 偉いなーーーー!!!
やっぱ 本質を見てるなーーーー。

# 尊敬しちゃう。

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Koji YOSHIDA   <yd@nikongw.nikon.co.jp>
 Nikon Corp.                         1-6-3 Nishi-Ooi
 3-10th System Designing Group.      Shinagawa-ku
 IC Equipment Div.                   Tokyo 140-8601 JAPAN
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