[nikomat 7204] RE::[movie] Private Raian / 大和艤装

[Eiji nishino <nishino@ddi.co.jp>]

　こんにちは西野です。　最近本屋で肩身が狭い艦船好きです。

 >今なお、私達のじいさんや、その上の代の乗組員が多数、艦と共に沈んでいます。
 >胸が痛みます。
ホントにそうですね。　引き上げて遺骨収集とかは難しいでしょうから胸が痛みます。

それと
 >わおっ！艦船に詳しいなあ。これらは当時、最高機密だったのでしょうね。
 >児島襄の本によると、大和用の排水バルブの設計図の管理が悪い、ということで
 >逮捕、監禁された技師の話がのっていました。恐ろしい時代ですね。

これは魚雷等の命中等による艦の傾きを制御する為に製作されたバルブですね。（艦が
傾くと砲戦等で命中率が極端に下がるため反対の船内に海水を入れバランスをとる）　
バルブの口径で艦の大まかな大きさが解るとの事なので大事になった様です。　
あと図面消失事件とかも有った様です。（精神錯乱した図面工が破棄したと判明するも
大砲の大きさを類推できる図面だった為、関係者は厳しく取り調べられたとの事）　
詳しくは戦艦「大和」の建造 御田重宝　現代史出版会文庫で徳間書店から刊行されて
いる本に載っています。　これは工員等の製造者の立場に立った著なので大和を作った
現場の技術についてなので結構興味深いです。　最近徳間から文庫で再販されたので本
屋に並んでいると思います。　
あと生産技術や当時の工程管理については『戦艦大和の誕生』（上）（下）　著　前間
孝則が結構読み応え有るかもしれません。　生産現場については今も昔も変わらないなぁ
なんて思います。　工程管理等の生産管理関連のお仕事に付かれている方にはお勧めした
い本です。

それと
 >＃このＭＬが当時あったら、全員監獄行き !?

そういう時代にはなって欲しくないですねぇ。　通信会社勤務なので通信傍受法案等の
最近動きを見ていると尚更そう思います。


あと
 >しかし、戦争とは、何に着け技術的発展をもたらすようですね。
 >皮肉なことですね。

ですがやはり国家の存続や国益が掛かってますか持てる技術と資金は投入しますよね。
そしてその技術を使わずに（紛争を回避する）平和利用できれば一番良いのですが・・・



nishino@ddi.co.jp 　西野英治