[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]
[nikomat 7876] Re: [-yota][FS] nikkor lenses
よしだ っす。
In message <199909160620.PAA30200@ml.asahi-net.or.jp>
"[nikomat 7858] Re: [-yota][FS] nikkor lenses "
"Akihiro "Duckling" Kozuka <kozuka@cell.semicon.sony.co.jp>" wrote:
> > 車高 上げてあげると 良いんですがね。
>
> うう…下げたいと思ってるのに…
フロントは ストラト式 ですか?
だったら、ストラト アッパーの位置を 内側に動かすという手が
あります。
> > もしくは サスが ひ弱なのかも。沈み込み過ぎるのでわ?
>
> それはないようです。
サス = リンク剛性&バネレート&ダンパー です。
せめて 減衰力調整可能なダンパーを入れて 調整できるように
したほうが 宜しいかと。。。
# 最近のバイクでは、伸び側 も 縮み側も 独立に できるように
# なってました。(知らなかった (^^;;)
> > また、タイヤのオフセット方向の代表位置を タイヤ幅のセンター
> > にして良いのか どちらかに 重みを置くのか というのも、キャン
> > バーの正負に応じて、変えるはずです。
>
> これはスクラブなんとかというやつのことですか?
そうです。
サスの伸び縮みで多少変化しますから ロールしても 変りますが。
タイヤは フリーでは 車軸に垂直方向(ベクトルA)に 進むように
回転しますが、車にとり付いていると タイヤの進行方向は コーナー
では 若干外側(ベクトルB)に なりますよね。
ベクトルA とB の角度差が スリップアングルです。
そして スリップアングルによって生じる ベクトルC は、
ベクトルC = ベクトルB − ベクトルA
でであり これが向心力になってます。向心力は コーナリング
フォースと バランスしてます。積極的にタイヤの働きを使うことに
より 車の旋回性を高めようと思うなら これを 利用します。
そのため 各車輪に掛ける 重量配分とトルク配分が問題になります。
これを 効果的に用いようとすれば、コーナリング中のロールやピッチ
を ブレーキタイミングや アクセルワークで コントロールすれば
良いわけですよね。
# んで、この感覚を ダイレクトに磨くためには バイクが一番!
# と 思って バイクに乗ったら バイクに 嵌まってしまったのだった。(^^;;
> > っつうか 45%偏平で 片減り っつうことは 結構 ボディにも 来てます
> > よねぇ? そっちのほうが 心配。
>
> 前後上下とも補強はしてあるんですが…
>
> From: Kazuhiro Igeta <igeta@acr.atr.co.jp>
> > 実効的なアーム長が長くなるんですからね。
>
> 確かにそうですね。これは気にはなっていたんですが…
>
> > つーのは仕方ないすが、ダンピングが不足かも?
>
> これはレース屋さんに指摘されました。バネに対してダンパーが弱すぎると…
ほんじゃぁ ボディ補強しても 意味無いんでわ?
タイヤの剛性が上がったぶん スプリングが (時間的に間延びさせて)
受けて 終わりっすよ。バネレートは 間延び時間を変えるだけ。
これに対して ダンパーは ある程度 緩和させながらも 衝撃荷重を 伝えます
から ダンパー強化 こそ ボディ強化を 促します。
だから、理想的な強化順番は ボディ → サス(スプリング&ダンパー)→
タイヤ っす。
# ただし、これ やると ボディ寿命 縮めます。
なお、強減衰するほどに ダンパーを上げてしまうのも 問題です。
減衰振動が 0.5サイクル以上 1サイクル以下 っつうのが 普通。
# つまり、グン と へこまして 手を放したときに、自然長に戻った
# 後に 一瞬 もう一度縮みそうな感じになるくらい。
# もう一度縮むのが 明らかに分かるのは 弱すぎ。
# じわじわっと 自然長に 戻ってしまうのは 強すぎ。
# どちらの場合も サスペンションの動きが緩慢になるので、トラク
# ションは掛けやすいが、軽快さの無い ダラダラしたコーナリング
# になる。タイヤに働かせる(スリップアングルを積極的に用いる)
# 軽快な コーナリングは できない。← 幅広タイヤやハイグリップ
# タイヤの意味が 無い。
-----
吉田幸司 (株)ニコン zip.140-8601 <yd@nikongw.nikon.co.jp>
精機事業本部 半露3-9G | 技術開発本部 技開2-2G
voice: 03-3773-2846 | 03-3773-1111 (ex.2772)
fax : 03-3775-9042 | 03-3773-1167