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[nikomat 10165] Re: M.Benz



日浦です.

医学は分かりませんが,画像処理の一分野でありますもんで,

> > 断層写真(X線CT)よりはMRIの方が参考になるでしょう。
> 
> CTはフィルムですよね。MRIはコンピューター画像ですね。両方撮ったんですけど、
> フィルムとデータちょうだい、って言ってみようかな。(友人のとこだし)

いえ,アウトプットはフィルムだったりしますが,CTは
Computer Tomography の略語で,日本語では「計算機断層像」です.
だから元々は全部,コンピュータ画像です.

#普通 CT というと X線CT を指すようですが,MRI (核磁気共鳴)も
#正確には MRI-CT だったと思います.

原理は,・・・

●のような図形をX軸に投影(縦方向の画素数を数える)すると,
真ん中の盛り上がった凸の形状の図形になりますが,
○のようなのだと,同じ操作をすると,両端が持ち上がったMの字型
というか,凹の形状の曲線になります.

こういうのを,X軸方向,Y軸方向,あと斜めにもいろんな角度に投影して・・
とぐるぐるいろんな方向に投影したものを集めると,原理的には内部の構造
が完全に復元できます.(多元連立方程式を解く方法とかがある)

というのをCTと呼び,この投影の演算を行うためのエネルギーや方式には
関係ないということなんですね.

フィルムを使うのは,お医者さんがハンドリングや観察に慣れているから
かもしれません.

#全然関係ないですが,数カ月前,サッカーで足を突き指して大きく腫れた
#ので,X線で撮影してもらいました(骨はなんともなかった).
#その日は休日ということで,薬が出なかったので,翌日大学のそばの病院で
#見てもらうことに.そこに持っていくから,と,この骨の写真を借りました.
#(ちゃんと理由があれば貸してくれるみたい)
#で,・・けっこうクッキリした骨の写真で「記念になりそう」と思ったんで,
#家で密着で焼こうと(だいたい4ツ切りのサイズ)思ったんですが,・・
#足が痛いんでやめました.

> そういえば、いつも不思議に思うのですが、レントゲン系の現像って、すごく
> 早いですよね。あれって、当然オートプロセッサですよね?

しかも判がでかい・・

では

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 日浦 慎作  Shinsaku HIURA
 大阪大学大学院 基礎工学研究科
 システム人間系専攻 システム科学分野
 〒560-8531 豊中市待兼山町 1-3
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