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[nikomat 10178] Re: [-Yota] Wagiri ( Re: M.Benz )



高田です

#このMLには放射線科の先生もおられるので、たぶんコメントあると
#おもうのですが、、

<199911080805.RAA30960@ml.asahi-net.or.jp>の記事において
inui@anzu.dse.ibaraki.ac.jpさんは書きました。

>> 乾です.

>> > Cはコンピュータなのか、、
>> > じゃ、コンピュータつかわんのはあるのかつーかんじですが^^;
>> 
>> Tomographyを辞書でひくと,X線を用いた断面写真とありますので,
>> 計算機を使わない断面写真もあったのかもしれません.
>> 
>> #でも僕にはどうやるのか見当もつかない.

計算機を使わない断面写真もあったのです。私が医者になった頃は
ずいぶん撮影していました。専用の撮影装置がありました。
肺癌の患者さんの病巣がどんなふうになっているか、というような
場合に、体のどの部分をどの程度の間隔で撮影するのか、というような
指示を絵入りでしていました。

正確なことは覚えていませんが(なにしろ20年前?)、レントゲンの
管球とフィルムを連動させて動かすんです(患者さんは当然その中間の
位置にいるんですが)。管球とフィルムの間のどの位置に患者さんを
固定するかで、断層写真となる範囲が決まってきます。管球とフィルム
の動きがどうだったか覚えていませんが、円を描くのだったかなあ。
ターゲットになる層と管球とフィルムの関係はあまり変化しないので
像が得られるが、それ以外の層は管球とフィルムの動きで大きく変化する
ので像を結ばない(ボケる)というようなことだったと思います。

#あまりうろ覚えの事を書くと、また大恥かきそう。
#このあたりがちゃんと説明できないのが、学者になりきれない部分か。:-)



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*高田  彰  Akira Takada  takada@ipe.tsukuba.ac.jp*
*筑波大学臨床医学系    筑波大学附属病院医療情報部*
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