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[nikomat 10568] Re: fj.rec.photo



すぎやま です
親切で判り易い解説ありがとうございます。
しかし、これが顕著に現れるというのはピント移動量が絞り込みによる被写界深度の
増加を上まるということになり、結構大きいということですよね。
なんらか他の長所を活かすための妥協でしょうから、設計方針の選択としては興味深
いですね。これが顕著に現れる代表選手みたいなレンズがあったら教えて下さい。


At 1:05 AM +0900 99.11.19, 丹後屋 wrote:
>丹後屋す
>
>Shin SUGIYAMA wrote:
>
>> >> プラナはピント移動があるのか
>>
>> また初歩的質問ですが、ピント移動はどういう現象を指すのでしょうか?
>レンズ位置を固定していても、絞りによって、ピントの合う位置が
>異なる現象を注します。球面収差がこの悪さの原因です。
>レンズの球面収差曲線というのをご覧になったことがあると思います。
>例えば、下のようなグラフです。
>                                  
>                   |
>                    *1.4
>                   *|
>                  *  |
>                 *   |
>                 *   |
>                *    |
>                *   |
>                *   |5.6
>                *   |
>                 *  |
>                 *   |
>                  *  |8
>                  * |
>                   *|11
>                   *|16
>                        --------------+-------------
>このグラフは、いろんな絞り値に応じた光線の作る像の位置が異なっている
>ことをあらわしてます。
>SLRでは、フォーカシングスクリーンに出来る像をみて
>ピントを合わせるわけですが、撮影絞りが例えば5.6であっても、
>普通ピント合わせは絞り開放の状態が作るスクリーン像で行うので、
>フィルム面に出来る像(これは5.6の像)のピント合った部分は
>スクリーンのピントの合った部分とは異なることになります。
>球面収差曲線の膨らみが大きいレンズを使う時は、このピント移動が
>大きいので、使う絞りに合わせてスクリーン上でのピントを出す位置を
>変えなければならなくなります。