[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]
[nikomat 12255] Re: JVC Digital Camera
こくぼです。
銀塩写真は趣味ですが、デジカメ(デジフォト)はお仕事にに近いので一言。
でも、最近のデジカメ(技術)の進化はめざましく、私の知識が古ければ
ごめんなさい。(なんせビデオカム用のCCDを流用してた頃が現役でしたから
今の正方画素のCCDなんて高嶺の花でした。。。)
> > 日本ビクターがデジカメを出しましたが、機能がなかなか斬新。
> > http://www.jvc-victor.co.jp/dsc/pixstar/hq.html
> >
> > ・334万画素CCDをずらし、露出を2回行うことで、約600万画素相等の高画質を
> > 実現するピクセルシフトモード
>
> このへんが民生用で出るとは思いませんでしたね〜
> 静止物撮るには有効ですね.
> 医療用には,カールツァイス・ビジョンというところが出している
> カメラに,こういう技術を使ったものがありましたが・・
> (縦横に,細かく動かしてさらに解像度を稼ぐもの)
この技術は超高級ですが、普通CCDは下の図のような色フィルタの並びで
構成されています。(一部に、RGBに分光して3CCDで受光するような
ムービ−カムもありますが)
RGBGR・・・
GBGRG・・・
BGRGB・・・
このうちの RG
GB の4ヶで通常の1画素を構成します。
(Gが多くて不公平に思われるかもしれませんが、Gで輝度信号を代表できる
からです)
お解りのようにこれを GR
RG の組合せにしてやると
1フィルタ分だけ(半画素)ずれてサンプルできます。
このような操作は、CCDの出力系統にもよりますが、
CCDが今より高価だった頃は、ときどき使われた力技です。
これは、ビデオ信号を(輝度信号と色差信号)出力することを
前提に考えられた手法です。
ひょっとして今はデジカメ用に開発されたCCDからRGBで
デジタル信号を出力してくるドライバがあるのかも?
ならば、300万画素は本当に300万画素なのでしょうね。
昔の30万画素とか言ってたCCDは、RGB別々に数えて
約30万個でしたから、4個一組で数えると全然足りないのが実状でした。
> CCDのDレンジってネガ以上に広いと思うのですが、
> それ以上に広げて何を撮るのだろう?
ネガの方が遥かに広いような気がします。
ネガは、シャッター速度と絞りで受ける光量を決められてしまいますが、
CCDは電子シャッターが効かせます。
明るい場合は電子シャッターで対応できるので、見かけ上対応できる光量には
幅ができます。
でも、同一画面内での輝度差を考えた場合には、ネガのDレンジの方が遥かに
広かった気がします。
フィルムスキャナーでネガ読みとりの調整が大変なのも、このためかと??
(ネガは暗いので光量の問題もありますが、日浦さんご指摘のように
CCDは暗い側にはノイジーで弱いです)
>>だから多重露出は明暗(名案)かも!!