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[nikomat 13151] Re: 3/22 offline-meeting



> 松下です。
>
> [nikomat 13126] At 4:16 PM 00.3.24 +0900, Tamotsu Koyano wrote:
>  >> そもそも66用の EL-Nikkor75mm/F4 を使ってましたが,これはやはり
>  >> 35mm に使うにはそこそこで,その後古めの 50mm/F2.8 を使っていまし
た.
>  >> 「プリントルーペ観察」の丹後屋氏に,そのことを話すと,「古いのは
>  >> 特性がモノクロ印画紙の分光感度にあわせてあるので,色収差が残って
る.
>  >> マルチグレード使うなら新しいのにしなさい」と指導を受けました :-)

というより補正が現在のものほど良くなかった、ということもあると思います。

しかし、以前は伝説のAPO EL-Nikkor 105/5.6、210/5.6などという非常に高価な
レンズも作られていたのだが…コレクター間ではなく、ユーザー間で数十万円と
いう値段で現在取引されています。

>  >MG印画紙はパンクロ印画紙に似て感光波長域が広いから
>  >色収差を良く補正した引伸しレンズを使わないとピンぼけ
>  >になります。”ダイクロイックの散光式引伸機だから粒子
>  >が見えない(あるいは目立たない)”んではなくて単なる
>  >伸ばしボケってのが実は多い。
>  >号数紙なら波長域が狭いから青フィルターをかけたルーペ
>  >でピントを出せばOKなんですけどね。
>
> 色収差を良く補正した引き伸ばしレンズとありますが、モノクロフィルム
> に対してレンズの色収差はどのような影響を与えているのでしょうか?
>
> フィルムに当たる前の光源のスペクトルの広がりが問題だとすると、
> フィルムに当たる前に群青のフィルターをつければ改善されるとか
> (極限はレーザーとか?)あるのでしょうか?

パン黒、ぢゃなくてPanchromatic印画紙は3色に感光するのではなかったでせう
か?

マルチグレード印画紙は長文堂師の指摘の通り、従来の白黒印画紙より感光波長
域が広くなっています。より、色収差の多い引き伸ばしレンズを使用すると粒子
の切れが悪くなります。

#私の63mmは色収差が多いことなんてないと思うのだが…個体差では?

> あと、そのEL-Nikkor 75mmf4は昔私が使っていたものですが、これ、
> 絞りによる結像性能の変化が激しい気がします。常にf8だかで使っていた。
> また兄じゃの引伸機は集散光のlucky 90Mですが、これランプの位置の固定が
> 結構やわで、少しならずもシャープさに寄与していないか心配です。

EL-Nikkor 75mm/4は確か3群4枚のテッサー型で、ダブルガウス型、またはオルソ
メター型の他のレンズに比べ収差補正が行き届いていないかもしれません。絞り
により変化が激しいと言うことでは、球面収差による像面の移動があるのかもし
れません。

ランプの位置は照明の分布に関与するだけでシャープネスへの影響は無に等しい
です。

#点光源だったら話は別だけど。