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[nikomat 14559] Re: Nikon Capture 1.1.1



ひうらっす.

岡田さん:
>ちょいとダンプしてみると NEF ファイルは TIFF の一種みたいです。
>
>(1) 160x120, 8 bits/sample, 3 samples/pixel, RGB
>(2) 2012x1324, 12 bits/sample, 1 samples/pixel
>
>という2個の画像が1個のファイルに入っています。(1) がサムネイルで (2)
>が実際の RAW 画像でしょうね。おそらくD1のCCD上の、
>GBGB
>RGRG
>GBGB
>RGRG
>な感じのフィルタが掛った画像がそのまま入っているんでしょう。

おお.
なんと,ほんとに「生」ですね.

RGBの生だと思ってました.

># 12 bits/sample, 1 samples/pixel な TIFF が読めるソフトなんて滅多に
># ないだろうから、自分で TIFF の仕様を読んでプログラムを書かにゃなら
># んのだろうな。

こういう配列からどのようにRGBを出すのかっていうのは,普通は近傍の
値の平均を使うんですよね.

Gの画素は,上下の2つと,左右の2つの平均をそれぞれR,Bにする.
R,Bのところは,上下左右のGの平均と,斜めの方向のB,Rの
平均を持ってくる.

ただしこれだと解像度が落ちるので,もっと凝った処理は可能ですね.
例えばRとかBとかの画素は,全体の 1/4 しかないので,解像度は
縦横各半分ですが,間の画素を埋めるのに単なる平均ではなく,
4×4の近傍画素を使ったキュービックコンボリューション法など
があります.(Photoshop ではバイキュービック法といわれてます)

これは,たぶんデジカメ内部ではやってない.(重いので)
上で書いた普通の方法はバイリニア法で,これが普通使われています.
ですがバイキュービック法のほうが画像はシャープになります.

#画像工学ハンドブックなんかに載っております.

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 日浦 慎作  Shinsaku HIURA
 大阪大学大学院 基礎工学研究科
 システム人間系専攻 システム科学分野
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