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[nikomat 21055] Re: [---yota] SL (Re: 鉄の方へ)



すぎやま@鉄分はヘモグロビンだけ(?)です
>宮崎@鉄分不足気味っす。
>連夜の亀レス〜
>
>ドイツ機は、特に東ヨーロッパではずっと使われていました。
>最後まで現役だったのは、1993年のポーランドの無煙化までです。
>と思ったが...まだ最後の車両がボスニア・ヘルツェゴビナの炭坑で
>活躍をしているはず。

何年かはっきり覚えていないのですが、91年か92年ころに日本の知人を連れて
北ドイツのHarz山脈をドライブしていたら道を間違って東側に迷い込みました。
そのころは壁崩壊後2-3年しか経過していなかったので、
東西の景色には別世界のような差がありました。
で、新緑の森の中の木漏れ日のワイディングロードをず-と下っていたのですが、
何回も踏み切りがあり、同じ谷を鉄道が走っているのです。
踏み切りには質素な標識があるだけで、派手な路面表示や遮断機や
警告灯もなにもありません。
なもんで緊張感なく通過していました。
記憶は定かではないのですが、ドイツは踏み切りの一時停止義務はないのか(>佐伯 
さん?)、
あまり守られていないですが、一応安全確認はしていました。
で、とにかく気持ちいいので窓やサンルーフを開けて走っていたのですが、
途中から変な音がするので、知人となんだろうと言っていました。
滝のような飛行機のような音です。
その時、ちょうど踏み切りにさしかかったのですが、
突然、眼の前に木の間からSLが現れて、
減速していたとは言え、あわってて急ブレーキを践みました。
別に危なかったわけではないけど、
直前まで音はさほど大きくなく、全く見えなかったので
巨大な黒い塊が15-20メートル先に飛び出して
轟音を立てた時には顔を殴られたような感じで本当にびっくりしました。

知人と「さすがに東だ」と納得しカルチャーショックに浸っていましたが、
今になって考えるとあれは観光列車かもしれません。