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[nikomat 21919] Re: darkroom equipment



丹後屋す

疋田@現像タンクヲタクさん:

> 過去に使用した現像タンクは
> 
> キング片溝式
> パターソンオートリール式
> LPLナイコール式
私のばやい、中軸を回転させるベルト式が最初のタンク。
これは気泡に悩まされました。(多分)凸部付近についた気泡が取れなかった。
ネガの長手方向にズラーと未現像の穴が開きましたね。
注入後のコツンコツンで画面上の気泡はかなり取れましたが、
パーフォレーション部の気泡は残りました。
それから、ベルトの凸部に接する面付近と
凹部の濃度差、巻き込みの中心部は特に酷かったですね。

一年位つかって、これはいかんということで、片溝式。
倒立式でしたが、これは溝への張り付きに悩まされました。
使用後の溝部の清掃が大事なんですね。
大体ネガの下辺(絵にすると上辺ですが)の液の循環が悪いようで、
長手方向に薄い帯状のムラに悩まされますね。
特に、画面の上辺ですから、風景を撮ると空の部分がやられますから、
これは始末に負えなかった。

最後がLPLナイコール式。
一番最初が一本タンク式で、
これは液量をいい加減にするとまず液の循環が起こり難くなるので、
最初の頃は酷かったですね。
程なく、空リール式と正確な液量で大きなムラは起きなくなりました。
撮る物も、画面全体に物が溢れるような写真になったので、
目立たない、ということもあったのかもしれません。
画面いっぱいに空が広がるような風景だと、悩まされていたのかもしれません。。


> 以上色々使いましたがそれぞれ一長一短でした。
> 特に現像ムラ対策は丹後屋さんが述べられ方法等など試しましたが
> 完璧に解決が出来ませんでした。
本質的な解決ではなかったですが、撮影の対象が変化していったので、
私の場合は致命傷ではなかった、というだけのことかもしれません。

> 丹後屋さん:
> マスコタンクお使いでしょうか?
これが出た頃が、自家現像を止めるか止めないまでも本数が減ってきた頃で、
カメラ毎日の別冊「77年買い物情報」だったかな、
これに開発者の苦労話が載っているのを読んで、
買ってみようかとも思ったのでしたが、値段がレンズ一本分くらいの値段だし、
前述の通り、それほど気にならなかった、ということで
購入には至りませんでした。