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[nikomat 31177] Re: ノートリミング(Re: プリント



丹後屋っす

ひうらさん:

> 基本的に,ノートリミングと言っても,そのまま見られることを前提にしている 
> のでは
> なく,額装が前提という気がします.額装の場合は,画面の縦横比にあわせて 
> マットを
> カットして飾ることになるので,どのみち4辺はちょっと切れるんですよね.
> が,やはり基本としては「極力全体を見せようとしている」「画面の縦横比を尊重
> する」見せ方ということになります.が,わずかに切れる部分については,あまり
> クレームをする種類のものではないかもしれない.
> #ハッセルマークを出したいという場合もあるらしいが
ノートリミングというと
アンリ・カルティエ=ブレッソンを思い出してしまいますが、
彼の場合は、額装に際して用いる額のガラスとプリントの間に挟むマスクも、
その縁はプリントの黒枠に掛かっていて、
鑑賞者は、彼のカメラのフレーム枠を意識せざるを得ないようになっています。
フィルム位置固定装置付き以前のライカで撮られた作品の場合は、
画面に掛かるパーフォレーションの8個の黒穴まで焼かれている。

7-8年前、日本橋三越で開かれたカルティエ=ブレッソン展には、
襖張りの全紙の倍に伸ばされた作品も展示されてましたが、
(この場合マスクは掛かっていませんが)
一番外側が未露光の白、次に黒枠、そして映像部、となってました。
徹底してましたね。

ハッセルマークといえば、
ライカ判の場合、それに相当するものに
フォコマート使用の証であるプリントの周囲に残る
綺麗な黒枠があったようですね。
~~~~
ライツが奇を衒ってネガキャリアを大きくしたのではなく、
バルナックのライカの画面寸法が25x37近くあるので
ネガキャリアの縦横寸法を26x38くらいまで広げた
というのが真相のようですが。