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[nikomat 33005] ヒメシャコガイ( Re: 飽きた美人(Re: 木村伊兵衛)



すぎやま です
>清水@三菱化学です
>#一応海水歴は15年以上です
ここでマリーンタンクの相談もできることがわかって心強いです。


> >>ヒメシャコ貝はワシントン条約CITESII類でしたでしょうか?
>
> 付属書II であったと思います。ただ、沖縄では食用に養殖も
>されていたはずです(=ということで、食せます。非常に高価で
>地元でも高級料亭にしかでないそうですが、寿司ネタや刺身にする
>そうですよ、まごめさん)し、流通は多いのではないでしょうか?
>殻長が一定以上になれば、採取も許可されているはずです。通販・・
>というと cpfarm ですかね?
なるほど、国内採取ならワシントン条約は関係ないですね。

> >>シャコ貝はしばらく飼育しているとライブロックとかに活着するのでしょうか?
>
> 活着します。で成長過程で殻を開いたり閉じたり、捻ったりして
>周囲を削りながら埋没してゆきます。シャコ貝が順調に成長していると、
>海水中のカルシウム分の消費が早い気がします。ナチュラルシステムで
>カルクワッサーを入れているのなら、その量に注意する必要があるかも
>知れませんね。リチウムなんか見逃しがちです。
一度、そこまで育ててみたいですね。

>
> メタリックカラー(は、外套膜の色ですね。ちなみに、貝殻は地味な
>灰色です。)は、光量や色温度によっては変化する(というかとぶ)
>ことがありますが、

説明してもまごめさんや丹後屋さんにはイメージしにくいと思いますので
画像を検索してみました。

これが閉じた貝殻の写った写真です。
<http://www.ne.jp/asahi/awase/save/syasinkan/20-29/osada25.htm>
これは貝が開いて外套膜を広げた状態です。
<http://nangoku.coco.co.jp/pukoa/webshop/ra12.htm>
ホタテガイを食べると、周囲にぴろぴろしたヒモがありますが、
あれが発達したものです。
これはノーマルのグリーンかブルーの個体だと思いますので
スーパーメタリックは凄いでしょうね。


>この辺のノウハウは知りません。ご存じですか?
>まぁ、蛍光系のミドリイシなどもこの辺はよく分かっていないと
>思います。原理的には紫外線強度の高い方が、遮蔽用色素が維持され
>やすいと思いますが、色温度などは・・?

ホタテやハマグリなどの普通の二枚貝はプランクトンをろ過して栄養を得ていますが
シャコガイはサンゴと同じように共生藻類が体内(外套膜)に住んでいて
光合成することでもエネルギーを得ています。
だから、光量が十分でなかったり、水温の急激な変化があると藻類が死んでしまって
色が急激に褪せて、しばらくして貝の方も死んでしまうようです。
この辺は光合成サンゴと同じだと思います。
でも、あのマタリックカラーが藻類に依存しているのか、貝の方の色素なのか知りま 
せん。
また、ああいう色彩をもつことが光合成効率をあげるのに役立つかどうかは気になり 
ますね。
水深によって、とどく波長がかわってくるのでもしかして波長変換して光合成効率を 
あげているのかもしれませんし、
もしかして浅い水深で光(短波長)が強烈すぎることへの防御かもしれません。
書いてみて、後者の方がありそうなことですね。

ちなみに、ヤドクガエルの多くもメタリックカラーで
例えば、アマゾンヤドクガエル ゴールドボディーなんて云うネーミングの品種も存 
在します。
我が家にアマゾンヤドクの普通のオレンジがいますが、
これでも綺麗なメタリックカラーをしています。

生き物がメタリックカラーをしているのは少し不思議ですけど、
昆虫(玉虫とかカナブン)や魚(金魚でもイワシでも)では普通ですね。
これら色素でそういう金属光沢が出ているのでは無く
細かい格子状の構造から生じる構造色だったと思います。
ヤドクガエルなど一般の動物の場合はメラニンという黒色色素(女性が気にする)
と赤黄色素の2種類の色素しかもっていないのですが、
これとは別に白色胞という色素胞があって、3者の間の光の干渉でいろんな色が出る 
のです。
金属光沢がこの3種の色素胞の干渉で生じるのか、それとは別に格子構造があるのか 
知りません。


>
> >>10数年前のSanderのプロティンスキマーもあるはずですが、
> >>それはもう使い物にならないかもしれません。
> >>当時はそれしか種類がなかったはずです。
>
> ですね。ウッドストーンの消耗も注意しなければなりませんでしたが、
>最近では多種多様の高性能なプロスキが出ていて、イシサンゴやられる
>方も増えましたね。
>
> イシサンゴ類やシャコ貝をスピードライトで普通に撮影すると、
>メタリックな色を上手く再現できないのですが、たむらさんは、
>どのような工夫をされていますでしょうか?(と、無理矢理
カメラネタへ)

実はぼくがカメラを始めた動機は海水魚の撮影です。
小6の時に海水をはじめて、
家族で伊豆へ行ってチョウチョウウオとか採集して飼おうとしていたのですが、
長い時でも1月ぐらいしか生きなかったのです。
そのころ(70年代前半)から魚類の写真図鑑が登場するようになり
ぼくも飼育するより撮影しておいてその綺麗さ記録しようと思いました。
最初はステンレス枠の水槽の縁にロウをぬることで
腐食を防いで使っていました。

海水に復帰しようか迷っているのですが
カエルは家族受けが悪いので、
妻や子供も楽しめそうだったら再開するかもしれません。