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[nikomat 34740] Re: 眼位補正(メガネの話し)



すぎやま@名古屋は紅葉です
長文堂さん
>
>という現状で困るのは・・・
>野外で景色を見た直後に4x5の布袋にアタマを突っ込むと、近すぎて
>ピングラが見えません。あわてて老眼鏡を探すと今度はルーペが使えな
>い。ジタバタしているうちに元の景色を忘れてしまう。。。。。
>
>度の強い老眼鏡をルーペ代わりに使うと良い、とアンセル・アダムスの
>教科書に書いてあったことを思い出しました。彼も苦労してたのね。。。。
>
>あの3冊+1の教科書、実によく書いてありますよね。−>すぎやまさん:-)

はい、よく書けています。
あの本で驚いたのは、彼の有名な写真の中には
難しいネガが多く、焼く段階でかなり苦労していることです。

あと、3册はカメラ、ネガ現像、プリントという構成なわけですが、
彼の世界では本当に撮影が1/3で暗室が2/3という気がします。
で、あとの2/3のことを意識しながら撮影すると
その撮影の面白さも倍増する。

digitalだとカラーでも同様のことができるので結構面白い。

zone systemはデジカメでも同じですね。

最近思うことですが、
カラーフィルムの適正露出とデジカメの適正露出が違うのです。
D1はF5と同じように露出決定しているのだと推測しますが、
これは工夫の余地がある気がします。
カラーフィルムだと画面中央の被写体(人物など)が適正露出になるように
評価測光するのだと思います。
もし、あとで手を加えないのならばデジカメでもそれがベストなんですが、
もしデジタル暗室作業を実践するのであれば、
ゾーン法的な露出決定がいいと思います。
つまり、シャドーが潰れず、ハイライトが飛ばないことを優先させた露出決定です。
D1で撮影して、ヒストグラムを見るとシャドー側にまだ余裕があるのに
ハイライトが飛んでいることがあります。
F5/D1タイプのmatrix測光ならば、zone sytem的な露出モードをカメラに加えることは
簡単な気がしますので、是非実現してほしいです。
CCDのラチチュードが足りない場合も頻繁にあるでしょうから、
さらに「シャドー側優先」、「ハイライト側優先」の各モードがあれば完璧だと思い 
ます。
プロにも喜ばれるのではないでしょうか?
D1だけでなく、F5にも載せれば究極のモノクローム用カメラになるかもしれません。
同時にフィルム現像のレベルアップも要求されますが....