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[nikomat 36881] Re: 写真展いくつか
ひうらっす.
思い出しましたが,
>> > >あの豊富なトーンのプリントは、どうやったらできるのでしょうか。
>
>kenna は,プリントの学校を卒業したんじゃなかったでしたっけ.
私が写真集を見て感じたのは,(推測なんで違うかもしれませんが)
・かなりの軟調で,すべての階調がフィルム上に残るように
(つぶれないように)撮影し,
・それを,テクスチャが出るように高い号数で焼き,
・しかしシーン中の暗いところ,明るいところは徹底的に,かつ
非常に細かく焼き分けて,全体に潰れたり飛んだりせず,
なおかつ自然な写真に仕上げる
というプロセスを踏んでるんじゃないかと思いました.
写真を見ながら,実はオリジナル(元の風景)はどんなのなんだろうと
想像してみると,多分もっと明るいところ,影で真っ暗なところ,が
あるように思えるんですが,それが非常によく再現されている.
そのくせ,石や木々などのテクスチャは徹底的に再現されています.
そういう意味でものすごく,抽象化というか,現実離れした絵に
なっているように思えます.
「このネガをちゃんと焼けるようになるのに○年かかった」みたいなことも
言っているようですし(あやふやな記憶).
もしそうだとすると,たいへんな工程数をかけてプリントしている
んじゃないでしょうかね.1枚の写真に対して,焼きこみや覆い焼きの型紙を,
山のように作成しては焼いてみる・・・なんて作業が必要でしょう.
私も一度まじめに?焼きこみをやってみたことがありますが,一人の人物を
背景に対して明るくするだけで,なかなか(結局)自然にならず,・・
ボツプリントの山を築きました.
専門誌にあるような複雑な焼きこみは,とてもではないですが,
執念が続きませんね..
では