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[nikomat 40793] Re: [ ご参考]VR70-200作例
長文堂でござい。
中道@鳥屋 さん:
どうも失礼いたしました。(_o_)
> 一概にこういうものだと思われるといけませんので書いておきます。
勉強になります。
> 私自身は長文堂さまの記事は必ず目を通している隠れファンです。
お恥ずかしい限りです。
> 鳥屋の場合、三脚を使うことは私の場合でも全体の撮影の2割程度もない
やはりそうでしたか。
三脚に据えた大砲向けられたら人間だって逃げたくなりますし、鳥は飛ぶから
鳥屋さんに大型三脚は本当に必須なんだろうか、と思っていました。
山に行くのにも重いだろうし。
> 森の中とかオープンフィールドではない場合が
> 多く、暗くてどうしようもないからです。
> 森の中では曇ったら開放F3.5、2sec(ASA400)なんて状況も珍しくないで
> す。
見通しの利く梢に岩の上や草原に水辺は予想していましたが、森の中は全く
予想外でした。露出時間が長くなるなら三脚無しは必須ですね。
で、鳥や木の葉は動かないのですか?
> また、400mmという画角は景観の中にトリを取り込んだ
> 風景写真に向いた画角で、トリそのものの撮影には500mm以上を
> 使うのが普通です。
なるほど。デジなら400mmから狙えますね。
> 三脚ですが、600mm以上の望遠用に一般に入手できるものでは
> 用途にもよりますがジッツオ5型がいいのは、
> おそらく誰も否定しないでしょう。8×10用にも良いかもしれないですね。(笑)
ジッツオ5型は私も考えたことがありますが、あまりにも重いので
買いませんでした。野外なら天体望遠鏡に使うような木の三脚の方
が軽くて良さそうに思えました。アンセル・アダムスは8x10に
木の三脚を使っていたようです。私も検討しましたが小さく畳めな
いことに気付いて採用には至っておりません。入手容易で強くて畳
めて、となると重くて高いのを我慢して5型しかありませんか。
#トヨビュー用に草鞋雲台の相場は見ていますが。
> もし、書店などで目につかれましたら是非みてもらいたい本があります。
> 「写真集 日本の鳥 2002」これはアマチュア鳥屋のコンテストを
> まとめた写真集で毎年出版されておりデータも出ています。入稿はポジです。
書店で見かけたら眺めてみますね。
> こうしたものを見ると、アマチュアでもどういう具合に撮影しているか、
> その苦労、費やす時間もよくわかると思います。
この1年半ぐらい悩むのは此処です。
一枚のネガを土日にプリントして、月曜から金曜まで毎晩眺めて土曜に改良
するんですが、それを1ヶ月繰り返した挙げ句「こんなプアな写真に、なん
でエネルギーを投入してんだ?」と全部ゴミ箱行きを繰り返しました。
日常から離れたモノを求めて沖縄の離島まで行って撮ってみたものの以下同文。
じゃ、都心でも撮ってみるかとやってみたが以下同文にインフルエンザを拾っ
ただけ。そういえば、中身がないモノをファインプリントしても仕方がない、
ってなことがアダムスの本に書いてあった。
これまでを振り返ってみるに、超レア物は別としてお宝はカネさえ用意すれば
揃うし、レンズだって細かいことを言い出さなければ違いは殆ど無いことが
わかった。大判と35ミリ版だって、それぞれに長所・短所があるから両方
持っているなら使い分ければいいだけのこと。そのとき手に持っているカメ
ラ、中に入っているフィルムがベストな物である、と書いてある教科書もあった。
整理して考えると、本当に価値があるのは”そのとき、その被写体にカメラを
向けられる”ことじゃなかろうかと。写らなかったら困るから技術は必要です
けど。
#どちらも日々の努力の結実です。どんなことでも最後は此処に至るのかも。
#だから、人間の能力や努力で凄いのは素直に尊敬します。
”そのとき、その被写体にカメラを向けられる”ために採算抜きで精一杯努力
できるのがアマチュア写真かな、と思います。宮崎隊長の年賀状写真に敬服する
のも此処です。
で、自分にとって執念燃やせる被写体は何だろう。それを製作することでも、
苦労して前に立つことでも良いけど、印画紙(あるいはポジ)にソレを表わす
ことに可能な限りの努力を投入して幸せなモノは?
女房に”そんなスタンスで写真やっていてホントに楽しいの? あんたの趣味は
趣味や息抜きになっていないじゃん。”と言われてますが。
道具に過剰に拘るのは、そういう被写体を持たないくせにカネに飽かせて不相
応な銘物を漁る己の情けなさを披露しているに等しいのではなかろうか。そう
反省してお宝をリストラしつつ、執念燃やせるモノに出くわすまで、腕が落ち
すぎない程度に息子の写真を撮っている今日この頃です。
#その結果、被写体ブレするものに業物は意味がないことを理解した。^^;
私も年とったのか人様にお見せするモノでなければ「想いがこもっている」
だけの写真だって良いんじゃないかな、と思うようにもなっています。
型どおりよりも、オリジナリティがあると更に良い。
> 研究の成果をお祈りいたしております。
さて、これはどの研究でしょうか?
・鉄
・カメラ(収束に向かいつつある)
・暗室(設備を充実させたものの体力と気力の限界に至って諦めた)
とトリそろえておりますが。^^