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[nikomat 40895] Re: [ ご参考]VR70-200作例



やまね@F3振興会す
フレキ基板破損とは珍しいですね。

A.Nakamichi さんは書きました:
>> そのうち小刀でも打ってみるか。
>
>は〜い。私もちょっとだけ仕事で鉄を扱います。
>軟鉄(SS400)が多いです。たまに自分で溶接をして小物を作ったり
>していますが、1/4のネジの溶接は難しいですね。
>ヤキが入って折ったこと数回。。。3/8ならうまくいくのですけど。。。

溶接は奥が深いすね。アーク棒溶接の場合小物は難しいです。
小物はロウ付けかなあ。アークでもCO2半自動溶接になると薄物や小物も可能。
SS400は比較的溶接性良好です。
ネジは寸法狂いもあって、溶接で扱いにくい物の一つでしょう。

>自作刃物いいですね。写真家の岡田昇さんも自作して
>カムチャッカで使っていたと著書「カムチャッカ探検記」で読んだことがあります。
>28mmの付いたM型ライカで野生のヒグマを撮るという、すごい人でしたが
>その後、国内の山岳地で行方不明になりとても残念でした。。。

奥穂で亡くなったようですね。彼が亡くなった直前に奥穂の稜線を登りましたが、
彼ほどのクライマーなら、厳冬期だったとはいえ遭難する場所ではありません。
おそらくもの凄く気象条件の悪い日に、あえて危険な箇所へ撮影に出たと思われます。
奥穂稜線の小屋は厳冬期になるとそういった前衛的な撮影者達が何人か越冬生活して
いるようです。

岡田昇は凄いです。写真もですがクライマーとして素晴らしい。
JECCという登山家同人でロッククライミング競技の最高点を記録しています。
著書では「岩場三部作」と山屋の中で呼ばれる「谷川岳の岩場」「剣岳の岩場」
「穂高の岩場」以上三冊の写真撮影を行っています。
(残念ながら廃版。岩をやる人間のバイブルです)
いわゆる風景写真ではなく、困難な岩場のルートを実際に登攀、撮影、詳細に
わたって記録した代物です。ふつう核心部の写真は、撮る余裕もないので概略しか
ない場合が多いのですが、彼のは違います。どうやって撮ったのかと驚きです。

なにせNikkor600mmF5.6EDを手持ちで撮る男です。
彼の知床の写真集がとても好きです。余りに早く亡くなり残念です。

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Suguru Yamane  yamane@tea-exp.pref.shizuoka.jp