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[nikomat 40896] Re: [ ご参考]VR70-200作例
長文堂@日本鉄鋼協会会員 でござい。
やまねさん、中道さん:
#私も含め皆F3だ。。。。
#くろがね先達・榎さんもちょっと前までF3だった。
> >> そのうち小刀でも打ってみるか。
> >
> >は〜い。私もちょっとだけ仕事で鉄を扱います。
> >軟鉄(SS400)が多いです。たまに自分で溶接をして小物を作ったり
> >していますが、1/4のネジの溶接は難しいですね。
> >ヤキが入って折ったこと数回。。。3/8ならうまくいくのですけど。。。
軟鉄は低炭素なので焼きは入らない筈ですょ。
> 溶接は奥が深いすね。アーク棒溶接の場合小物は難しいです。
そりゃ無茶っす。せめてTIGでないと。。。
> 小物はロウ付けかなあ。アークでもCO2半自動溶接になると薄物や小物も可能。
薄モノになると銀ロウ付けでも気を抜くと穴あきます。
> SS400は比較的溶接性良好です。
鉄はスケールが面倒だし湧いちゃうから苦手です。
私はSUSの方が慣れてます。
> ネジは寸法狂いもあって、溶接で扱いにくい物の一つでしょう。
旋盤で作り直した方が早いっすよ。
>自作刃物いいですね。写真家の岡田昇さんも自作して
>カムチャッカで使っていたと著書「カムチャッカ探検記」で読んだことがあります。
ほほう、そういう写真家もいらっしゃったのですか。
わたしは「たたら研究会」の路線でやりたいなぁ。
>28mmの付いたM型ライカで野生のヒグマを撮るという、すごい人でしたが
>その後、国内の山岳地で行方不明になりとても残念でした。。。
> 奥穂で亡くなったようですね。彼が亡くなった直前に奥穂の稜線を登りましたが、
> 彼ほどのクライマーなら、厳冬期だったとはいえ遭難する場所ではありません。
> おそらくもの凄く気象条件の悪い日に、あえて危険な箇所へ撮影に出たと思われます。
どうでしょうね。。。。。
私の職場に割と親しくしていた人が居ました。大学の「山と旅の会」の
顧問とまでは聞き出していましたが、プライベートなことは殆ど喋らない
人でした。液体ヘリウムの予約を入れたまま黙って8月のお盆にスイスに
遠征して、最後のアイガーで散っちゃいました。あとでわかったんですが、
鳶職がつかう工事現場のパイプ足場を官舎の中に組んで日々鍛練していた
ようです。県内無双のクライマーゆえ相棒に事欠いてY県山岳会の人たち
と専ら真冬に山登りしていたとか。国内の冬山は全て征服しちゃったんで
あとは海外遠征しかなかった。この夏で三回忌でした。(泣)
御葬儀で彼の仲間に聞いたのですが、奥穂高でも何処でも落ちるところは
決まっていて、厳しいところを過ぎた、そのあとの何でもないところだそ
うです。危ないところで落ちたならザイルを出しているけど、殆どの仏様
はザイルをしまってあるそうです。達人になると危険の有無の判断を間違
うことはなく、ザイルを出せば決して落ちることはない。ところが危なく
ない所はザイルを出さないから、かえって落ちやすいんだって。
彼の場合、相棒がへばったので彼が先に登頂して、下りで一寸上のところ
から相棒に”すぐ行くから!”と手を振った直後でした。天候良好、もち
ろんザイルなんて出すところじゃなかった。
ご遺品のピッケルやアイゼンは強烈なプロ用を相当使い込んだものでした。
真冬の奥穂高の雪穴で酒飲むのが好きだったそうで良い顔した写真が残さ
れています。カメラは専ら売店で売ってる「写るんです」でした。
お気をつけ下さい。−>やまねさん