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[nikomat 41300] Re: Zenitar-N Fisheye 16/2.8
乾です.
8月の火星大接近以来,昔の天体趣味が復活して,オークションで
150ミリの反射望遠鏡とタカハシのシステム90という赤道儀を入手
して,晴れている晩は毎日星を見ています.反射望遠鏡って,調整が
厄介で,星を見るというより,少しでもよく見たくて,調整を繰り返して
いる感じです.
#望遠鏡のカタログを眺めたりして,子供たちにあきれられています.
At 12:25 03/12/03 +0900, you wrote:
>ひうらっす.
>
>>デジタルを前提にするなら、画角関係なしに
>>一番作り易い方式で作って、
>>あとは普通の写真レンズ(これは何射影という?)描写用変換、
>
>透視投影 (perspective projection) というのが
>画像処理分野では良く使われます.
>
>>或いは**射影描写用変換、等々、
>>画像処理ソフトにまかせてしまえば良いように思えるんですが、
>>実際のとこ、どうなんでしょ?
>
>IPIX とかはその際たる例かもしれません.
>魚眼レンズで撮影して,あとは自由な方向を
>透視投影で観察できるわけですから..
天体写真の世界って,デジタル化が急速に進んでいますが,惑星や月
の写真なんかは,デジタルに征服された感じです.CCDで500枚
ぐらいの写真をワッと撮影して,それをコンポジットして,ウェーブレット変換
で模様を抽出して描くという方法で,肉眼で見るよりもはるかに細かな模様
が描かれます.150ミリの望遠鏡では,かなり条件がよくないと,土星の環
のカッシーニの空隙という隙間は,ぐるっと全周は見えないのですが,写真
では,この隙間はもちろん,より細いエンケの空隙まで見えたりしています.
こうなると,もしもリアルタイムでこれらの処理ができれば,肉眼でみるより
もはるかに「リアル」な惑星像を,TVで楽しむことなんかもできるかもしれ
ません.ちょっと自分でもソフトを作ってみたくなって,安価なCCDカメラや
キャプチャーツールなどを買い揃えています.
>問題は,そういう画像の処理が好まれるか?(画質の問題を含む)
>とか,撮影がしやすいか? という部分かもしれません.
>ただ同じ大きさ・重量に制約されるのであれば,
>歪曲を除いたレンズで撮影するより,
>歪曲があるレンズで撮影してあとから補正したほうが
>結果がいいということは十分あり得ると思いますし,
>実際,unfish! で実現できていることだと思います.
>周辺光量の確保という観点でも有利かも.
今回の議論は,像の湾曲の補正だと思いますが,JPEGのエンジンでは,
エッジの強調とか,(多分,ノイズの補正なども)は既にしているわけです
から,やる気になれば,像の幾何的な補正も可能と思います.予めレンズ
ごとに特性を記録しておいて,補正するのでしょうかね.
それを「技術革新」と見るか,「技術の退廃」と見るかは,意見の分かれると
ころでしょうが,良いレンズが,ますますよく写るようになる,という意味では
進歩なのでしょうねぇ.
では.