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[nikomat 42600] Re: S−36D



やまね@アルパインクライマーの端くれです

7L1TTH R.Shimamura さんは書きました:
> それより、山岳部ではなくトレッキング系と言っていいワンゲル部
> がこの行程を行うに、予備食料といい無線などの準備といい、
> 準備あったからこそあそこまで耐えられたことは誉められていい
> と思います。
> なにより前進が困難になったとき、無理な谷降りなどを選択せず
> 雪洞を掘って救助を待ったリーダーには「よくやった」と絶賛
> してあげたいと思っています。経験豊富な登山パーティーでも
> 選択を誤り死に至る例がよくあるんです。

私もおおむね同意見ですが、事情を良く知らない故、以下の疑問点があります。

一つは予備食料が少なすぎる。この時期の日本海側は世界有数の豪雪ですので、
行動予定の二倍近い燃料と食料を持つのが普通です。ましてや時間と体力が
有り余る学生ワンゲルでありながら、なぜ最後は資材欠乏で困っているのか?
せめて1.5倍持って、細く食いつなげば…

また、最初から食料が少ない計画なら、もっと早い時点で撤退の検討に入るべき
なのに、随分行程的に奥まで入り込んでいるのはなぜか。

そして、「除雪できないほどの雪であった」というが、救助現場を見る限りでは
チリ雪崩で埋もれるような場所には見えず、絶えず交代で除雪すれば幕営継続が
可能だったのではないか。一晩に1mやそこらなら、除雪可能なはず。

恐らく、何かしらの理由があって、上記のような処理ができなかったのでしょう
けれど。


あ、あと最大の問題は、パーティーの誰一人として、同ルートの冬山経験がない
のも問題かと。ベテランなら行けますが、初心者〜せいぜい経験数年の力量が揃わ
ないパーティーの場合、せめて一人ぐらいは同ルート経験が有った方が理想的かな。

> 無線はアマチュア無線が活用されました。

私も、アマ無線には何度か御世話になりました。携帯は繋がればラッキーという程度。
JI2BYAだす。局免取って23年目だ…

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Suguru Yamane  yamane@tea-exp.pref.shizuoka.jp