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[nikomat 44240] Re: A級アンプ



From: やぁ、rin@NewFM2さん <rin_newfm2@ybb.ne.jp>
Subject: [nikomat 44237] Re: A級アンプ
> わしWrite:
> > > > オーディオ信号は0V付近で信号増幅するとノイズも増幅されるので、
> > > > プラス信号とマイナス信号をそれぞれ基準レベルを
> > > > プラス方向とマイナス方向にシフトして増幅します。
> > > > その後、基準レベルを合わせて足して信号にします。
> 
> みつながさんWrite:
> > ちょっと違うような。やまださんの [nikomat 44172] があっていると思いま
> > す。

> う〜ん、説明上何がまずいか判らない。
> 上記部分はA級B級関係なく0Vで増幅をせずにプラス部分とマイナス部分を分離する
> 理由ですが、違ってましたっけ?

まず、

> > > > オーディオ信号は0V付近で信号増幅するとノイズも増幅されるので、

は違うと思います。両電源オペアンプで増幅する場合、シフトせず、そのまま
増幅します。オペアンプのオフセットによる振幅の中心のシフトは問題になり
ますが、0[V]付近だから特にノイズが問題になることはないです。

#ここから先、間違ってたら訂正して下さい。

トランジスタのような素子では、負の電流(あるいは正の電流)は増幅できませ
ん。A級の場合は、直流バイアスをかけて動作点をずらすことで、入力/出力が
飽和しない(負にならない)ようにします(直流+交流として、トランジスタに
とっては常に正の電流が流れるようにする)。出力も、直流+交流なので、コ
ンデンサで分離し、交流のみ取り出します。直流部分は出力に関係なく、消費
されます。

B級は、正の電流を増幅できる素子と、負の電流を増幅できる素子を使って、
出力合成をします(常にどちらかしか動作しない)。バイアスはかけないので、
直流分の消費はありません。ただし、素子が動作を開始するまで入力信号の電
圧がある程度高く(低く)ならないといけないため、入力波形と出力波形が異な
る場合があります(0V 付近で連続的に小さく/大きくならず、ジャンプする =
クロスオーバ歪み、両素子共に動作しない範囲があるため)。

AB級だと、B級の回路構成に、バイアス電流を流して、動作点をずらすことで、
B級で両素子が動作しない範囲があったのを消します。

> > > > プラス信号とマイナス信号をそれぞれ基準レベルを
> > > > プラス方向とマイナス方向にシフトして増幅します。
> > > > その後、基準レベルを合わせて足して信号にします。

この部分は、AB級の動作の説明としてはいいと思いますが、A級の説明にはな
らないです。

たかなしさんの説明だと A級でもプッシュプル動作なんですが、A級アンプで
プッシュプルにするといいことがあるんでしたっけ。

光永@兵庫県 三田市