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[nikomat:22044] RF vs SLR
まつしたです。
今日は出勤日(おいおい仕事してるのか?)です。
HIURA Shinsaku writes:
|例えば、机の上で鉛筆を2本立てて、左目でにらんだとき、前の鉛筆で
|後ろの鉛筆が隠れる状況をつくるとします。
|このとき、逆に右目を開けて左目を閉じると、後ろの鉛筆はもはや
|前の鉛筆に隠れていません。
|
|というのを視差と言って、RF では避けようがありません。
|(左目 == ファインダ 右目 == 主レンズ、と考えて下さい)
そうそう、そういうことが言いたかったんです。何でそんなにうまく説明
できるんでしょうねぇ(^^;;
|> きれいだったものを単に残しておくのであれば、きれいと思ったときに
|> レリーズし、あとで「この時はきれいだったんだよなあ」と思っていれば
|> いいのでしょうが、「この時はこんなにきれいだったんだよ」ということを
|> 第3者に伝える為には、撮影時に最終的なプリントのイメージを
|> 持っておく必要があるのでしょうね。
|
|やっぱり、その場で魅力的な風景をそのままに写すというだけでも
|とても難しいことだと思います。
感じることが一番大切ですが、感じたものを表現しようとするのはやはり
大変です。更にそれをよりよく伝えようとするとこれまた大変なのですねー
言葉や、見ぶり手振り、顔の表情などで伝えるんじゃなくて、印画紙とか
でしか伝えられないのですから、いわば書とか、居合い抜きとか、そういう
のに近いかも知れません。
感じたものを外へ向かって表現する人もいれば、内に向ける人もいるの
ですが、どちらも同等に面白いものですよね:)
|カメラの発達で、技法の部分はある程度怠けられるようになっている
|と思いますが・・
撮影者−カメラ−プリント というような流れを考えると、撮影者の方は
おいておくとして、カメラは確かに進歩したようですが、その次のフィルム
とプリントの段階がまだまだだと思います。カメラが扱える光の明暗は
軽く15EV位いきますが、モノクロフィルムで10EV位、カラーではその半分
位でしたっけ? そんなものなわけで、カメラの発達と言うのは感材の性能を
補う部分でしかなかったと言ったら言い過ぎでしょうか。もし20EV位の
明暗比を十分再現できる感材が発明されたら、露出補正なんて無意味なもの
になってしまうと思います。AEも不要です。暗くても絞りは開け放題、
絞り放題にできるわけですし、レンズの方の絞りだってもっと絞り込めるよ
うな設計(表現力)の自由度も得られます。ここまで来て写真表現は絵の具
とかに匹敵する十分な能力を発揮できるのだと思います。違うかな(^^;;
#勿論ライティングなどの技術は残るわけですが。
そういうわけですから、現在はまだまだカメラ、レンズ、感材に対する技術
への依存性が大きく、それが故にカメラやレンズそのものへの技術的な方向
での趣味性を大きく花開かせているとも見えます。
(私はこれを否定したりさげすんだりする気は全くなく、ニュートラルです)
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松下 健治
e-mail To: kenji@comm.yamaha.co.jp