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[nikomat 1418] Re:Bessa-L



In message [nikomat 1387] Re:Bessa-L 
    ひうらさん <shinsaku@vision.kuee.kyoto-u.ac.jp> wrote:
> > 逆です。ネジの回転で送られる量は決まっています。その分、変形しなくては
> > いけません。変形量が同じであっても、変形させる断面積が大きくなっている
> > から変形の反力は大きくなります。押しつけ力は変形の反力です。
> 
> のあたりなんですよ。ここで、ひとつ仮定が入っています。
> それは、ネジのほうは完全に剛体で、ねじ込み角度と軸方向の移動
> (座面の移動量)が一対一に対応しているとしている点です。
> これは違いますよね。

そうでしょうか。回転角と軸方向移動量の直線関係は変形で崩れるでしょうが、
単調増加性は崩れないと思います。経験上崩れるのはネジ切った時だけです。

> # それに、吉田さんがなんども書いておられるように、ネジで
> # 変形するのはネジのほうなんです。それが、軸方向の
> # 伸びであれ、中空の場合は、軸に垂直な方向の移動であれ。

ネジの基本は線接触です。そのため変形量は大きくなりますし、ネジの接触圧
は高くなりますが、実際に回転に抗する力としては、面接触をする座面と比較
するとはるかに低い(無視できるぐらい)はずです。

無視できなければ、ネジの送りにかなり抵抗を感じるはずです。ネジを送る際
に軸方向力はかからないといわれるかもしれませんが、絶対かかります。かか
らなければ送れません。

// 光永 法明 // 大阪大学 工学研究科 創発ロボット工学講座 (D2)