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[nikomat 1579] Re: Screw Thread (2)
よしだ っす。
In message <199902020749.QAA44974@ml.asahi-net.or.jp>
"[nikomat 1574] Re: Screw Thread (2) "
"Kazuhiro Igeta <igeta@acr.atr.co.jp>" wrote:
> > > ひうらモデルは、すっげー、ミクロではいいけど、
> > > 座面のひっぱりもミクロになるので、カチっの説明には、だめだとおもうっす。
> > > 重力のオーダーくらいはないとまずいでしょ?
> >
> > ですね。
>
> その後のメイルでかいたように、また、ちょっと考えかわりました^^;
> ねじ本体の伸びが関与してもねじやまのあたり数の違いは、
> コンプライアンスの違いに効いてくるはず。
> ただ、それも、サチるまでなんで、それが、どれくらいの回転角、
> 張力なのかはわかりません。まともな、ねじなら、無視できるのかな。
私も これは 定量的には 把握してません。
だから 全く 兄じゃの意見が 全く 的外れだとは 言ってないです。
あくまで、面のほうが 支配的 だと 言っているだけです。
> ねじの精度いいと、これが全部の山同時にくるので、いっきに
> さちって、立ち上がるので、違うかも?
いや、一山目 なのは、理想的ネジ(つまり 誤差ゼロ)で
導出できる事実です。
ただし、ネジの縦断面を思い浮かべて ネジ山の剛性を考慮しない
と、最初の引っかけに応力集中すると解釈してしまいます。
実際に、ネジの3次元形状を思い浮かべると、、、
ネジの山の長さは 無限遠ではないので、ネジ山の始まりの頃
は ネジ山が 比較的 倒れ易く、倒れることで 応力を逃がして
しまいます。しかも 山の大地は平面ではないので、なおさら
です。
ネジが1周するあたり以降では ネジ山の端点に比べ 応力の
逃げ場が無いため、応力集中し易いです。
したがって、理想的(誤差ゼロ)のネジの応力集中個所は、
第1周目あたりに なります。
> 今回の締結メカニズムの説明には、必要ないとおもうのですが、
> ひうら説を定性的な議論で、否定するのは難しいような気がします。
> すくなくとも、オーダー的な話にならないと。
どの程度なのか はっきり分からないので、そういう気もしますが、
一方 締結するなら やはり 変形は無視できない(定性的にも否定
可能)とも思います。
ただ、少なくとも 締結は 始まっていることを 考えているよう
なので、ミクロな変形は 兄者も 考えていると 思うのです。
かと言って定量的に示すほどの時間も持ってないですし、それ以前に、
「カチッと止まる」が どの程度のトルクで感じるのかも、定量的に示
せていないので、議論にならないで 当然だと思ってます。
# 今のままでは、「カチッと」の解釈にも きっと差が あると思います。
だから、根拠は? と聞かれれば、経験的なことしか 言えない処も多いっす。
私の描いている「カチッと」は、締結力により発生する座面トルクと
V力(?)が 同時に得られれば 起こる程度のもの だと 解釈して
下さっても 問題無いです。私が想定しているのは その程度の
「カチッと」ですから。
ただ、この程度は「カチッと」という表現を使うくらいには、結構
あるんですよ。。。ということを 最低限 理解いただければ良いと
思ってます。
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