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[nikomat 1581] Re: Screw Thread (2)
ひうら@きょうだいです。
収束してきたみたいなので、まぁいいのですが、
よしださん:
> > その後のメイルでかいたように、また、ちょっと考えかわりました^^;
> > ねじ本体の伸びが関与してもねじやまのあたり数の違いは、
> > コンプライアンスの違いに効いてくるはず。
> > ただ、それも、サチるまでなんで、それが、どれくらいの回転角、
> > 張力なのかはわかりません。まともな、ねじなら、無視できるのかな。
>
> 私も これは 定量的には 把握してません。
> だから 全く 兄じゃの意見が 全く 的外れだとは 言ってないです。
> あくまで、面のほうが 支配的 だと 言っているだけです。
定量的にどうかはわかりませんが、(これは加工精度にも
よりけりですし、年月を経たマウントでどうなのかも?)
僕の立場としては、座面に垂直にかかる押し付け力が、回転角に
対してどういう風に立ち上がるか?という話で、座面の素性による
摩擦力の非線形性とは独立の議論と思っています。
# 光永さんとの、ねじ込みトルク -> ネジ内部の張力 -> 座面の
# 摩擦トルク、という議論で既に出ていますし、そこを詳しく
# 読んで頂ければ理解頂けると思います。
# で、要点は、「回転角に対して張力の立ち上がりが遅ければ、
# どのみち「摩擦モード変化」の発生も遅くなる。」です。
> どの程度なのか はっきり分からないので、そういう気もしますが、
> 一方 締結するなら やはり 変形は無視できない(定性的にも否定
> 可能)とも思います。
はい、変形を無視しているつもりはありません。
ただ、どの部分が変形するのかにはあまり興味はないし、
それほど本質的な議論とは思っていません。
なぜなら、「いかにネジの精度がわるかろうと、ネジ山の倒れる量は
小さい」というのが、(ネジ山の精度との相対的な話になると思うので、
定性的にはともかくとして、定量的には)言えると仮定したとしても、
それがそのまま、「ネジ全体のマクロな伸びに吸収されるんだよ。
だから、第1山に応力集中するから、結果的にネジ部の精度は無関係」
・・とは、繋がらないからなんです。
なぜかというと、よしださんはことあるごとに「棒状」と述べて
おられますが、マウントのネジは、棒とは違うので。
すなわち、レンズの雄ねじの、0時の方向が先に接触して伸び
かかっていても、6時のほうが同時に伸びるわけではない。
最終的に、マウント締め付け完了!・・と思えるほど締め付けた
段階では、ネジの部分が歪んで、座面全体が接触して、
レンズがボディに対して倒れたままくっついているということはないし、
逆にいえば、レンズの取りつけ精度を決めるのに ネジ部の精度は
それほど慎重にならなくていいのでしょうが、そういう手抜きを
やると フィーリングが悪化するはずだ。というのが僕の意見です。
# それが、デキの悪いマウント、レンズで、「このレンズ、いつに
# なったらくっつくんじゃい」って思わせる原因になっている
# のだと言う風に考えることもできます。
# 座面全体にかかる応力を平均して考えると、これは、まさに
# 応力の立ち上がりが緩やかであるということになる。
> かと言って定量的に示すほどの時間も持ってないですし、それ以前に、
> 「カチッと止まる」が どの程度のトルクで感じるのかも、定量的に示
> せていないので、議論にならないで 当然だと思ってます。
>
> # 今のままでは、「カチッと」の解釈にも きっと差が あると思います。
> 私の描いている「カチッと」は、締結力により発生する座面トルクと
> V力(?)が 同時に得られれば 起こる程度のもの だと 解釈して
> 下さっても 問題無いです。私が想定しているのは その程度の
> 「カチッと」ですから。
僕は、「カチっと」そのものを論じているのではなく、その前の
段階の、なんとなく抗力を感じる段階(の原因)の話をしている
という点は了解頂いていると信じているんですが・・・
では