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[nikomat 6045] Re: goethe ->kerner-> CZ




松下です。

[nikomat 6035]Kazuhiro Igeta writes:
 |In Subject : [nikomat 6034] Re: goethe ->kerner-> CZ 
 |On Wed, 30 Jun 1999 16:02:40 JST,
 |	owner-nikomat@ml.asahi-net.or.jp 様 writes:

たいしたことじゃないですが、私はowner-nikomatじゃないんですが...

 |> ヨーロッパで肉体と感覚が分離した起源がこの変にあって、今の
 |> 日本人(というか自分)もその影響下にあるみたいで恐いです。
 |
 |二元論は、東洋が先かも。いずれにしろ、世界中にありますね。
 |世界の起源の神話とか。

そうですか!
例えば?
もしかしてインドやエジプト、中近東にもあります?


 |感覚が分離した、っていう現象や、病理が昔人類におきたっていうのなら、
 |それは、あまりスタンダードな話ではないですね。
 |そういう考え方が生まれたっていうことならまた別ですが。

いや、昔一緒だった感覚が肉体から徐々に分離したかどうかはわかりませんが、
言葉の主語・述語という構造が、感覚主体・感覚を与えるもの という分離を
生じたということらしいです。感覚は確かに主体の中に生じるものですよね...
火があって恐いと思う。火が恐いという属性を持っているのがはじめか、火を
恐いと感じる人間のパターンがはじめか。火じゃなくて水とか美とか正義とか
だったら?

 |で、考え方がかわったって、感覚自体はたいしてかわらないとおもいます。
 |だから感覚を取り戻すとかいうのは、ちょっと大仰ないいぐさにおもえます。

感覚自体は確かに変わらない。でもやってくる場所は違う。感覚の発生源は
体の中のはず(それは脳であっても魂であってもよいのですが)で、それを
意識するかどうかは結構問題でしょう。しかもそういう風に見方を変えても
危険な行動パターンになる危険もなく、一見今までと同じように生活できる。

 |> ゲーテ→シュタイナーと継るラインなどが東洋とどういう関係にある
 |> のかないのかにも興味がありつつ、まだその糸口は掴めてないんです
 |> よねぇ。やはりよい翻訳と解説書がないと辛いです。
 |
 |哲学とかって、翻訳でほんとにいけるのかなと疑問もあります。
 |言葉と不可分ですからね。特に西洋哲学は。

読む気になるかどうかが問題かと(^^;;

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松下 健治
e-mail To: kenji@comm.yamaha.co.jp