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[nikomat 9006] Re: suspention
よしだ っす。
# 機械系の人も 居るので、これが 全てでは ないということで。。。
まだ、現実の定量的な挙動を 説明するのに 重要なことが 抜けて
いますが、それは 知らない人が 知っても あまり 有益とは思え
ないので、「あと 何を考えるべきか?」だけ 示唆して ここらで
やめておきます。
In message <199910130135.KAA07348@ml.asahi-net.or.jp>
"[nikomat 9000] suspention"
"Koji YOSHIDA <yd@nikongw.nikon.co.jp>" wrote:
> # なお、全体の挙動に関与する「一部の機構」が、全体に どういう
> # 影響を及ぼすかを考えるとき、
> # (1) 私が書いた図のように 書きます。
> # (2) 上図の 点C(車体との結合部) に 車体からの荷重(車の
> # 重量と 常に等しくはないので パラメータ:F で 現す)を
> # 書き込む。
> # (3) 上記モデルとは 別箇に、サスペンション機構のない 車のモ
> # デルを 作る。
> # (4) (3)で 作ったモデルにより、重心周りの挙動を調べ、(2)の
> # モデルにおける F を 特定する
> # という過程を踏みます。
> # 私の書いた図は、この第一段階として 自然(というか。メカ屋と
> # して癖になっている)なものだったので、今回の説明をするために
> # 最も単純化されたものと 思った のでした。
厳密には、上記で、(4)により Fが求まることはありません。
F は 前後の サスペンションの沈み具合の 関数になるからです。
つまり、サスペンション側からの F と 全体からのFが 等しいと
いう条件を満たすような 方程式を解く破目になります。
# こういうのを 「不静定問題」と 言います。
私は 単純化するために 最初から ピッチングの影響を無視してます。
定性的には これで 十分だと思うからです。
あにじゃ も あえて ピッチングの影響を 考慮してないと書いてます
から、少なくとも「話がより複雑になる」ことは 知っているのでしょう。
# それとも 不静定問題(機械系や建築系 以外は 必須科目ではない
# と記憶している)は 電子系でも 習う? or 独学した?
このあたりを 最初から 考えたくないのには、こういう理由があるのです。
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吉田幸司 (株)ニコン zip.140-8601 <yd@nikongw.nikon.co.jp>
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