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[nikomat 29162] Re:ステロイド剤(Re: 与太と花粉症)


　ども、印刷屋です。
　石渡さん初めまして。

At 07:06 02/04/14 +0900, you wrote:
>こんにちは、石渡＠大阪です。
>MLの本題から脱線しつづけていて、もうしわけありません。

　このＭＬでは脱線じゃないんですねぇ。
　この程度は。
　だから、ご存分にどうぞ。
　
>"Mr.> ステロイド剤は、確かに副作用の大きい、危険な薬剤ではあります。
>"Mr.> ですが、経験の豊富な医師によって慎重に投与されれば、極めて絶大な
>"Mr.> 効果を持つ「夢の薬」であることも、これまた患者にとっては真実です。
>"Mr.> 私は、身をもってそれを体験したことさえあります。
>
>まさに書いてくださったとおりです。正論ですので、、
>もう少し補足させていただきます。
>
>ステロイドの投与は、まずその疾患、経過、をよく調べて、
>投与すべきときは、ステロイドの種類、投与方法、効果判定、
>そしていつまで継続するか、さらに副作用の確認など、すべき
>ことがたくさんあります。

　私もそう思いますが、それはステロイド剤に限らず、医薬品全般に
　言えることですし。

(snip)

>アトピーに対して、一部の心無いマスコミがステロイド恐怖症を
>煽ったために、どれだけ患者さんが苦労されたかは、竹原和彦著
>アトピービジネス　文春新書が、医学書でない一般書としては、
>わかりやすく書いてあります。

　心ないマスコミというのがどうかとは思いますが。それだけ
　悩まされている患者さんが多いと言うことから目を背けるべき
　では無いと思います。
　マスコミによってステロイドの恐ろしさが喧伝されたのはそう
　だと思いますが、それは医師による不用意な、強力なステロイド
　投与による薬禍（私はそう思います）が蔓延した結果であろうと。
　それによって良心的な医師たちが苦労をすることになったことは、
　残念ですが、マスコミやステロイドを忌避する患者さんに帰す
　べき事ではないのではないかと思います。

　(snip)　

>"Mr.> まずは医師の指示に従ってください。勝手に呑んだり、あるいは勝手に
>"Mr.> 呑まなかったりすることは絶対にお避け下さい。
>
>これも書いてくださったとおりです（わかってくださるかたがおられて
>嬉しいです）。
>ステロイドを長期に内服した場合、勝手に止めたりすると、最悪、ショック
>症状を起こすことがあります。使用する際は、医師は患者さんに対して、
>そいいった部分についても、きちんと説明したうえで、投与すべき
>ですし、止めていく場合も、ゆっくりと薬の量を減らしていくのです。

　まさにそう思います。
　では、古来からの命題に戻ってしまいます。そのように良心的に処方・
　コントロールされる医師は果たして何処に・・・・。

　私の義父は三十数年前の交通事故の外傷治療にステロイド投与をされま
　した。幸い一命は取り留め、社会復帰はできたのですが、以来背中の
　びらんなどによるかゆみ、出血、不眠に悩まされ続けることとなりました。
　結婚して義父のその悩みを聞いたとき、処方されてつづけている強力な
　ステロイド剤に驚いたのを今も良く覚えています。良く三十数年耐えて
　きたと。そしてそのうちステロイドに殺されるのではないか。と思った
　ものです。わずか８年ほど前のことです。病院は都内の某総合病院です。

>ステロイドの投与を受けるときは、それに対してキメ細かく説明して
>くれる医師、そしてやたらにステロイドそのものを敵視していない
>医師を選んでください。すくなくとも、自分はステロイドを飲んで
>いるのに、それに対する説明が全くないのなら、きちんと説明を
>受けるようにしてください。

　それができる、というか患者側からのアピールを受け入れられる医師の
　如何に少ないことか！！！
　日本では患者の立場はまだまだ弱いです。それは医師・または病院の
　医局側の体質に依るものも多分にあると思います。
　このようなとき、「選んでください」と安易に患者側に責任を帰すこと
　に私は不満を感じてしまいます。

　結局義父は私の薦めで病院を変え、そこの医師によるコントロールと
　漢方治療による体質改善の併用によって、治癒に至ることができました。
　それでも３年に近い年月と１００万以上の出費（漢方治療は保険適用外
　になります）が必要だったのです。

　別に石渡さんに恨み辛みがあるわけではありません。
　ごめんなさい。
　でも、そういう患者さんは「とっても」多いのだということを一言
　申し上げたく思ったもので。良くお解りのこととは存じますが。


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　島村　隆一 (RYUIchi Shimamura)  7L1TTH
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