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[nikomat:04422] Re: #1 OFF LINE MEETING
ひうら@きょうだいです。
> ひうらさんのfjのほうでの御活躍は、
> こっちのサイトには時たまネットが思い出したようにしか
> 配送してくれないので、殆んど目にすることができないのですが、
> 今日は、IFと全群繰り出しの比較の記事を読むことができました。
見られてしまったぁ。へへへ。でも間違ってないでしょ?
> > ミラーは寄りが効くのでおもしろそうですね。
> これは、どういう原理ですか?
Reflex Nikkor 500/8 は 1.5m, 1/2.5 倍まで寄れますよね。
#超高感度フィルムつけて、アイドル撮ったら鼻毛まで写りそう。
原理は・・知りません。フォーカシング方式に寄りけりなような。
「写真レンズの基礎と発展」に書いてあった気がするので、また
見てみます。
> 反射光で構成されたものは色収差がない(少ない?)というのは
> 反射には波長分散がないというので理解の内ですが、
> 寄りによる像の崩れの少なさは、何収差が、と理解すればいいのでしょうか?
寄ると、球面収差とともに色収差が変化しますが、この色収差が
軽微だから、じゃないでしょうか??
乾さん:
> 何かの本でみたのですが,カメラ用の反射望遠レンズのミラーは,ガラスの
> 裏側にメッキしてあるそうです.面の防護を考えるとそのほうが望ましいで
> しょうが,微小な色収差は避けられないように思えます.
裏面鏡が多いですね。これは、保護というよりも、ガラス面が2面増え
るので、収差補正に役立てることができるからです。ガラス面を使わ
ない手はない、というわけです。天体望遠鏡と違い、イメージサーク
ルを確保しないとならないので。
天体望遠鏡は、像面の平坦性とか、周辺の収差性能は写真レンズのよう
な均一性が要求されないかわり、中心部の性能がとても要求されるので、
表面鏡一発でできあがりというのが多いのでしょう。ガラスが入ると、
ガラスの厚さなどもきっちり波長レベルで合わせる必要ができて、口径
とコストの比から言ってつりあわないのでしょう(というか、わざわざ
裏面鏡にすると、表面と裏面の位置関係などの工作上の問題がいろいろ
入り、コストアップする。こうするぐらいなら、表面鏡で大きさを稼ぐ
ほうがよっぽど有効。面精度も高くできるし)。
色収差に関してですが、普通ミラーレンズの裏面鏡の表と裏の曲率が
大きく変わっているということはほとんどなく、同心球状のものが多
いですね。これだとガラスではほとんどパワーを稼いでおらず、わず
かな屈折しかしないので、色収差は発生しません。
まあ、ED レンズが前玉のパワーを稼ぐエレメントに使われるのと同
じですね。他のレンズ全てが ED でないとならないわけではない。