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[nikomat 1336] Re:Bessa-L
よしだ っす。
兄じゃの 言いたいことは 解っている と思うのだけどねぇ。
きっと 私の 説明が悪いんだろうなぁ。。。(申し訳ない)
In message <199901281319.WAA54248@ml.asahi-net.or.jp>
at Thu, 28 Jan 1999 22:18:36 +0900
"[nikomat 1329] Re:Bessa-L "
HIURA Shinsaku <shinsaku@vision.kuee.kyoto-u.ac.jp> wrote :
> もっというと、そのコンプライアンスの度合いの比率ですね。
>
> 両者には同じ大きさの力が働きますから、より大きく変形する
> のはネジの方ですよね。とすると、カッチリ感に大きく影響
> している(回転角と引っ張り力の関係に大きく寄与する)
> のは、同じウネリ量だと、ネジのほうですよね?
ちなみに ネジ部も締結部分です。
もし、レンズの座面とネジ部が違う材質で ネジ部のほうが コンプライ
アンスが低ければ、確かに ネジ部のほうが 変形します。
んで、その程度に低いコンプライアンスなら、そう簡単には脆性破壊
しないでしょう。つまり 弾性変形するでしょう。
ただ、ネジの断面が台形や三角形だし、相手のネジ山とは 山の中腹で
接する(ネジの切削加工上、山頂のほうの寸法ぶんだけ 先に削られて
しまうので、どんな変形をしていても、こちらの谷まで 届くほど 相
手の山は高くない)です。さらに、山を倒すような力が、しかも山の
面の法線方向に働くのですから、山が 変形する頃には、その地面のほう
には 相当な応力が逃げてきている。つまり、兄じゃが 想定している
ようなネジ山の撓み方をする頃には、ネジ部全体も マクロな変形をして
しまいます。
# だから、脆い材質なら、そういう変形前に脆性破壊しちゃうと
# 言ったのです。
この説明が 必要だったのかな?
だから「所詮 コンプライアンスなのだ」 なんです。
ただし、何度も言うように、そういう変形が出るような 精度の悪い
ネジを あの程度のネジ長で 作るには、よっぽど酷い工作機械を
使わないとイケナイです。
*****
つまり、ネジ山に要求される精度は 簡単な加工で出せる程度(凄く正確
ですよ!)で 十分なんです。
# 今まで言ったことを 言い換えただけだなぁ。。。(^^;;
だから、精密機械図面にて 精度の欲しい締結部の部品を書くときに
は、「(1) 座面の面精度だけは 目茶苦茶 五月蝿い」けど、ネジの
ほうの指定は呼び系&ピッチ 以外、特に何もしない のが 通例。
指定しても 精密位置決めには 何の効果も無いから。
ただ、低いトルクで カッチリ締結させようとするなら、回転力を
全て座面に貯えたいという理由で、「(2) ネジ面や 座面残留トル
クが発生しないように、これらの表面粗さを細かめにする」こと
と、「(3) コンプライアンスを高くするために 弾性係数の低い
材質を選択し、弾性変形し難い形状にする」ことには 気遣うで
しょうね。
*****
ところで、夕方のメールにより、ネジや その軸線に垂直なマウ
ント面をどうやって加工するかは、分かりましたよね?
# こっちも理解して貰えないと 話は 平行線のままだと思う。
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