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[nikomat 29931] Re: technical pan & HR-II
ひうらっす.
弟が,この軟調現像がさらっと紹介してある本を持っていて,以前,
そのスキャンを送ってくれました.それをちょっと
http://www-inolab.sys.es.osaka-u.ac.jp/users/shinsaku/hr-2/p1.jpg
http://www-inolab.sys.es.osaka-u.ac.jp/users/shinsaku/hr-2/p2.jpg
に載せておきますのでご覧下さい.
最終ページのポートレートなんかは,たかなしさんが好まれそうな
トーンという気がします.
たかなしさん:
> HR-IIも、テクニドールリキッドで現像ですか?(インストラクションに書いて
>ありそうですが)
はい,そうです.テクニドールリキッド現像液や,HR-II の箱の裏には,
データは書いてありませんが,使えると言うことです.
WWWにもいろいろありますが,大よそで言うと,5分現像で EI6,
10分程度で EI12 というあたりで揃っているようです.
現像・定着などがすべて終了すると,フィルムは,非常にスカッと無色透明に
抜けてしまいます.その反面,最大濃度が低い印象です.
軟調ながらもラチチュードが狭く,飛ぶところは飛び,つぶれるところは潰れる
という感じなので,中間調をやわらかく出してもシャドウ・ハイライトが出て
焼きやすいのかもしれません. アクロスもそういう印象です.
以下の,赤外の問題かもしれませんが・・・
>私の使っているタンクはLPLのステンレスなので、注意が必要かもしれませんね。
>希釈現像が有効かもしれません。
インストラクションには,8オンスまたは10オンスに薄めるとあり,
しかし現像時間が同一になっていて?なのですが,まあそういうものなのかも・・・
プラスティック現像タンクは液量が多いので,私は10オンス(296mlだっけ)
にしてやりました.
希釈現像の方法は書いてないので,出来ないかもしれません.
攪拌のし過ぎは良くないという話ですが,それをやるとどうなるのかは
知りません・・・
> > ただし十分に前浴をしました.ハレーション防止剤の色がついた水が
> > ジャブジャブと出てきます.攪拌は,倒立をせず,パターソン現像タンクの
> > 軸を最初に10秒ほどグリグリ回し,あとは1分ごとに数秒回す,という
> > 具合でやりました.
>
> 前浴は、ドライウェルの10,000倍希釈ですか?
いえ,単なる水でやりました ^^; 水を入れて,ガシャガシャと思いっきり
攪拌,を2回ほどやりまして,それから現像しました.
> > となると,厳しいですね.日陰で,ISO100 1/125 F4 程度が多いと思いますが,
> > ミニコピーの ISO12 だと,F1.4 開放になってしまいます.
> > 動体は,かなりつらく,散歩中の子供のスナップはブレ・ピンボケがほとんど
> > でした.
>
> 流石ですね、だいたいそのくらいの露出です。(+1/2段程度補正しますが)
>被写界深度が浅い写真が好きなのですが、なんでも浅ければいいというものでも
>ないので、最近は少し絞って深くしています。
モノクロではすっかり露出計を持ち歩かなくなってしまっていますが,
むしろそのほうが変なバイアスが掛からなくていいような気がしています・・・
露出計の使い方がヘタクソなんですよね.
> 写真、拝見しました。
>第一印象は、赤外写真に見えました。通常赤外感度があるフィルムでも、SCやR
>フィルタを入れないと赤外写真に見えない場合があるのですが、それに近いよう
>な印象を受けました。
やはり,ミニコピーも赤外に感度があるのでしょうかね.
玉入れの写真だと,妙にハイライトが飛んでいて,そこにフレアが出ていますが,
天気が暗いともっとかっちり来ます.この写真の内部でも,ハイライトからはフワッと
フレアがが出ていますが,暗部は,わりとかっちりした印象ですので,
赤外域のレンズの色収差が効いているのかなあ,という気がします.
>トーンも独特ですね。ひうらさんにしては、軟調ですね(失礼)。
ちょっと最近,軟調だけどシャープ,というのにあこがれていますが,
なかなかうまくいきません ^^;
> お子さん、ひうらさんそっくりですね。特に目のあたりとか口のあたりとか。
やはりそうですか :-) <-- 親ばか
では
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日浦 慎作 Shinsaku HIURA
大阪大学大学院 基礎工学研究科
システム人間系専攻 システム科学分野
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http://www-inolab.sys.es.osaka-u.ac.jp/users/shinsaku